「死刑か裏切か」のストーリー

アメリカ合衆国酒税局では、9つの州に大掛りな地下組織をもち、酒類の密売で不当利益をあげているダッチ(フォレスト・タッカー)の摘発に躍起となっているが、巧妙な手口に確証がつかめず、ウイスキーの強奪犯人として終身刑を宣告された前科2犯のケイシー(フランク・ラヴジョイ)に、ダッチ検挙に協力すれば自由な体にしてやると持ちかけた。たった1人の姉をダッチのためアル中で廃人同様にされたケイシーは、ダッチ一味の罪状をあばきにかかった。そこで、彼はまずダッチのもとで働いているグラディス(ペギー・キャッスル)と知り合い、彼女を通じてダッチに接近しようと図った。だが彼女はケイシーに想いをよせ、足を洗って平和な結婚生活に入りたいと思っている。ところが、ケイシーに惚れ込んだダッチは用心棒たちの反対を押し切って、ケイシーを仲間に加えることにした。ケイシーはダッチの酒場に出入りしては、一味に関する情報を集め、ダッチの罪状を握る機会を狙った。愛するケイシーを一味から引き離したいと、グラディスはケイシーのアパートを訪ねて、ダッチの悪業を告げた。2人の話を盗み聴いた用心棒のルウは、グラディスの帰途を襲って殺害した。怒りに燃えたケイシーはダッチに大口の密売の話を持ちかけると、すっかり気を許した彼は、過去の悪事を得意顔でしゃべった。かくしもったケイシーの発信器を通じてそれが捜査本部のテープに録音されているとは夢にも知らず、ダッチはケイシーと取引現場へ向かうが、パトロール・カーがダッチの車を追跡し、凄壮な射撃戦の末、ダッチは逮捕された。

今日は映画何の日?

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