「テレビに挑戦した男・牛山純一」のストーリー

「すばらしい世界旅行」のプロデューサーとしてテレビ界に一時代を築き上げた牛山純一。1997年に亡くなった彼はテレビ草創期から制作の最前線でテレビという新しいメディアと格闘し、2400本近い作品を残し、日本だけでなく、海外でもその名を知られた。皇太子ご成婚パレードを中継する一方で、ベトナム戦争を追ったドキュメンタリーが放送中止になるなど、数々の逸話を持つ。その仕事を、当時のテレビ各局のディレクターやテレビドキュメンタリー『忘れられた皇軍』でタッグを組んだ大島渚の夫人で女優の小山明子など、22人の関係者インタビューで振り返り、テレビが今も抱える問題の数々を現代に問いかける。