「続サンシャイン」のストーリー

サム(クリフ・デ・ヤング)は、本業の歌手がパッとせず、もっぱらタクシーの運転手で生活をしているという楽天家である。妻ケイト(クリスティナ・レインズ)の死後、一人娘のジル(エリザベス・チェシャ)の育て方が、彼の悩みのタネであり、ある日、彼は女友達のノーラ(メグ・フォスター)に相談に行った。ジルにとって親は父だけでもよいのだろうか、と。ジルはケイトがサムと再婚する前の子供であり、3人の幸せな生活が始まった時には、ケイトは悪性腫瘍が原因で死んでしまったのである。ジルのため、サムはアパートからボートハウスへ引っ越した。だが、夜中に泳いだことが元で、サムは肺炎となり入院せねばならない。そんな時、やはりジルに母親は必要だった。旅行から戻ったノーラに結婚を申し込むサムだが、2人を愛してるからこそ家庭的でない自分は合わないとことわる彼女。サムは怒り、ジルはうなずく。数日後の晴れた日、親子水いらずで散歩していると、ジルが浮かぬ顔のサムに言った。「お母さんはいなかったのじゃないワ、死んだだけよ。今の私にはパパさえいれば幸せよ」。わが子に励まされ、父親サムの顔に笑みがひろがっていった。