「トゥー・ラビッツ」のストーリー

ブラジル・サンパウロ。2年前、車を運転中に死傷事故を起こしたが、父親のコネで罪に問われず国を出ていたエヂガール(フェルナンド・アルヴィス・ピント)は、帰国後、AV鑑賞とテレビゲームに明け暮れていた。腐敗した社会に嫌気がさした彼はそんな怠惰な日々を過ごしながら、ある計画を秘かに企んでいた。それは、極悪非道のギャング、マイコン(マラチ・デスカルチス)の金を奪い、さらに汚職政治家を懲らしめる“二兎<トゥー・ラビッツ>”を一撃で仕留めるという計画だった……。一方、検察局で働く女性検事のジュリア(アレサンドラ・ネグリーニ)は、捜査情報を提供したとしてマイコンとの関係を疑われ、職場に内務調査が入ることになるが、そんな折、マイコンに殺しの容疑がかけられる。最後の稼ぎ時とばかりに「金を積めばなんとかなる」とジュリアはマイコンに話を持ち掛ける。エヂガール、ジュリア、マイコン、汚職政治家、それぞれの欲望が交錯し、関係性が複雑に絡み合うなか、エヂガールは計画を実行。果たしてエヂガールの真の目的とは……。

今日は映画何の日?

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