「上島ジェーンビヨンド」のストーリー

それは、有吉弘行の一言から始まった。“俺は4年前、「上島ジェーン」という映画で、あの荒れ狂う千葉の海で波に乗ったからこそ、今、芸能界の波にも乗れている。上島はあの時、波に乗れなかったから、今でも芸能界の波にも乗れないクズなんだ。もう1回、千葉の波に揉まれて這い上がってこい!”。千葉県、志田下。有吉の挑戦とも激励とも受け取れるその言葉を胸に、お笑いトリオ“ダチョウ倶楽部”の上島竜兵は、あの時“失ったもの”、“掴めなかったもの”を追い求めて、再び夏の海へと舞い戻る。しかし、あの時を境に超多忙となった有吉はもういない。代わりに、スケジュールの合わせやすさからサポート役として白羽の矢が立ったのは、“ダチョウ倶楽部”のメンバーでサーフィン素人の肥後克広。そんな2人を5年前と変わらないあの志田下の海と仲間たちが待っていた。だが、そこで上島が経験したのは、サーフィンだけではなかった。新しい恋が芽生え、トラブルを繰り返してゆく。そんな誘惑と困難に立ち向かいながら上島は、今度こそ本気でサーフィンに取組もうと、シニアの大会にエントリーすることに……。彼を本気にさせた人生最後の恋とビッグウェーブへの挑戦の果てに迎える衝撃の結末とは……?