「うるう年の少女」のストーリー

売れない女優のエミ(小崎愛美理)は上京してかれこれ10年。いまだ芽が出る気配はないが、本人は自分の可能性を信じて疑わなかった。20××年のうるう年。12年ぶりに田舎に帰省したエミは、東京から取材で訪れていたカメラマン(渋川清彦)と知り合う。ひょんなきっかけで彼と行動を共にし始めたエミは、その自由奔放な生き様に憧れを抱いていく。一方、地元の友人たちはエミとは違い、青春時代の夢を忘れ、いつの間にか平凡な幸せを手に入れていた。エミはそんな友人たちを軽蔑しつつ、自分自身も将来が見えず30歳を迎える今、少しずつじわじわと選択を迫られる恐怖を感じるのだった。かつてエミの夢を応援してくれていた恋人や家族も今やプレッシャーを与える存在となり、一歩一歩、追いつめられていくエミ。そんな中、エミの前に昔の自分の姿がしばしば幻想として現れるようになる。ちょうど3回前のうるう年、女優への夢を抱き始めた頃のキラキラ輝く少女だった自分……。その幻想は次第に現実と重なり、やがて少女のエミの情熱が大人になったエミの心を揺さぶり始める……。

今日は映画何の日?

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