「マイアミ5」のストーリー

フロリダ州マイアミ。ストリート・ギャングの黒人リーダー、モス(レオン・ロビンスン)とプエルトリコ人のリーダー、ルーベン(マイケル・カーマイン)、放火犯で父親殺しのJL(ジョン・キャメロン・ミッチェル)、強盗犯のドーシー(アル・シャノン)、麻薬の運び屋カーロス(ダニエル・クイン)は感化院から連れ出されて、湿地帯エヴァグレーズに放り出された。そこで5人はジョー(スティーブン・ラング)という男に、ここで生存する方法をたたきこまれる。蛇、野イノシシ、熊などに遭遇したり、互いに協力しなければ生きていけないことを自覚させられ、喧嘩ばかりしていたモスとルーベンも手を結ばざるを得なくなる。ジョーのサヴァイヴァル・テストに合格した5人は、彼につれられてマイアミにもどり、スラムにある家に住み、不法占拠していた麻薬患者らを追い出し、壁のペンキを塗り変えた。カーロスは恋人ニッキー(ローレン・ホリー)に会いに行き、彼女が麻薬組織のボス、ネスター(ジェームズ・レマー)の女になっていることを知る。縄張りを荒らされたと怒った売人のリーダーのクリーム(ローレンス・フィッシュバーン)が夜襲をかけてきた。激しい銃撃戦の末に瀕死のクリームの射った弾丸がジョーの生命を奪う。残された5人とニッキーは一度はちりぢりになるが、再び集まり、ジョーの「お前たちは、手の5本の指のように協力しなくてはならない」という言葉をかみしめた。クリームの上に立つネスターこそがジョーを殺したのだと悟った。彼の後をつけ要塞化している麻薬精製工場をつきとめ、銃撃戦と爆発の末に工場をぶっとばし、ネスターをニッキーが倒す。