「森山中教習所」のストーリー

マイペースでテキトー、愛想はいいが周囲に関心がなさそうな大学生・佐藤清高(野村周平)は、同級生の松田(岸井ゆきの)をフッた夏休み、免許を取ろうと思い立つ。そんなある夜、中島組の組員・轟木(賀来賢人)が無免許運転で清高を車で轢いてしまう。事件抹消のため、組長(光石研)を乗せた車にそのまま引きずり込まれた清高が連れて行かれたのは非公認教習所。だが、実は清高と轟木は高校の同級生であったことが判明。妙に前向きで子供のようにフリーダムな清高と、諸事情から高校を中退しヤクザの道へ足を踏み入れたいつもポーカーフェイスでクールな轟木。生き方も境遇も正反対の二人が、いわくつきの人たちばかりが集まる怪しい教習所で再会し、ひと夏を過ごすことになる。木造校舎の古い廃校を自宅代わりに住んでいる上原家が経営する森山教習所の教習官はバツイチ子持ちのサキ(麻生久美子)と愛想のないばあちゃん(根岸季衣)と酔っぱらいのじいちゃん(ダンカン)。そんな家族経営の教習所は、凄くテキトーなのにどこか温かい。教習の合間は昆虫採集、夜は調理室で焼き肉しながら酒をのむ。清高はサキに恋心を抱き始め、そのまま緩やかにそしてちょっと甘酸っぱいひと夏が終わると思っていたのだが……。

今日は映画何の日?

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