「キミサラズ」のストーリー

1950年代の木更津。京介は、「一流の画家になって、これが自分の絵なんだって胸を張れる様な、そんな絵が描ける様になったら直ぐに戻って来る」と、同級生で恋人の海子(長宗我部陽子)に告げる。20年後、木更津に残った海子は地元の実業家―御神本に見受けされ、幼い頃からの憧れである芸者への夢も途中で諦め、自堕落な人生を歩んでいた。京介は東京に身を置き、芸術と商業との狭間に立たされ、厳しい現実にさらされながらも、自身の芸術に対しての頑なこだわりを持ち続け、“自分の納得できる絵”を模索し続けていた。そんな京介の元に、そこにいるはずのない海子が突然姿を現し、驚く京介を尻目にあたかも東京で共に生きてきたかのように生活を始める。お互いに強い想いを寄せるあまり引き起こされたパラレルな世界で、いつしか『キミサラズ』という一枚の絵が描き上がる。一方、木更津の海子の元には、同級生の和田から同窓会のハガキが届く。東京の京介との再会の日が近づくが、現実の世界で二人は再び出会うことができるのか? 『キミサラズ』に込められた二人の想いとは?

今日は映画何の日?

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