「触れたつもりで」のストーリー

楽器店でアルバイトをしている女子高生・永束もも(大田恵里圭)は、母親のすみれ(大石菊華)と二人暮らし。父が亡くなった原因が母にあると思っているももは、母のことを恨んでいる。幼い頃、ピアノを習っていたももだったが、父を亡くして以来弾くことはなかった。そんなある日、ももが働く楽器店に、元犯罪者という噂がある石黒由之(泉光典)がやってくる。周りの厳しい目にさらされながら、互いに傷を持ったももと由之は、徐々に心を通わせていく。そんな折、二人はある事件の共犯者になってしまい……。