「モホーク討伐隊」のストーリー

1750年、英国植民地のアメリカ北東部は、酋長ブラック・ウルフの率いるインディアンが跳梁していた。クラウン・ポイント砦の警備隊長ロジャース少佐(キース・ラーセン)は、インディアンに情報を提供する者がいると信じていた。この砦によく現れる拳銃屋のリーバスが怪しかった。ロジャース少佐は、マリナー軍曹(バディー・エブセン)と画家のタウン(ドン・バーネット)を連れて、敵状視察とスパイ逮捕のため奥地へ入った。途中、リーバスから同行を求められた。その夜、一同が露営した時、リーバスはキャンプを抜け出した。インディアンが襲撃して来た。乱闘の後、少佐は逃げ遅れたインディアン娘を捕まえた。娘はナツーラ(リサ・ゲイ)といい、白人だった。さらに奥地に進んだ一行は、ふたたびインディアンの襲撃を受けた。ナツーラを奪いかえされたが、リーバスをスパイ容疑で捕まえ砦に帰った。ロジャースはアムハースト將軍と協議の結果、ブラック・ウルフの本拠を攻撃することにした。ロジャースは軍需品補給のためにポーツマスに行った。その帰途、傷ついたローズという女を助け、人身売買の事実を知った。植民地の習慣で、罪ある女は女中奉公をさせられ、主人はこれを開拓者に売りつけていた。マリナー軍曹は開拓者に化けて、哀れな女たちを救ってやった。タウンはスケッチに行って、インディアンに捕まった。ロジャースはマリナーと蛮地に急行した。タウンは火焙り寸前だった。ロジャースは単身乗り込んで、ナツーラを捕まえた。これを理由に彼は酋長に一騎打を挑み、勝ったら白人を釈放しろといった。インディアンのだまし打ちで、ロジャースも捕らえられた。インディアンは夜明けを期して、白人を処刑しようとした。彼はナツーラに救援の手紙を託した。マリナーは集落に火を放った。ロジャースはブラック・ウルフを投斧で倒した。砦には平和が蘇った。