「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」のストーリー

舞台は戦後の混乱から復興へ向かう昭和の日本。文芸雑誌で編集長を務める田島周二(大泉洋)は、女医・大櫛加代(水川あさみ)、挿絵画家の水原ケイ子(橋本愛)、花屋の青木保子(緒川たまき)ら、何人もの愛人を抱えていた。このままではいけないと彼女たちと別れる決心をしたものの、優柔不断な田島は、本人を前にすると別れを切り出すことができない。田島は困り果て、金にがめつい担ぎ屋の永井キヌ子(小池栄子)に妻を演じてくれと頼み込む。キヌ子は、泥だらけの顔を洗うと誰もが振り返る美女だった。こうして二人の“嘘夫婦”の企みが始まる……。