「レッスンC」のストーリー

15歳のデビー(ナスターシャ・キンスキー)は、アメリカからスイスの名門寄宿学校聖クレアー女学院に転入するために汽車で旅行中。同じ汽車に東り合わせた英国青年フィッブス(ゲリー・サンドクイスト)と早速意気投合。偶然、彼が目ざすイートン校は聖クレアーとは橋を隔てた向い側。しかし近いようで遠いのがこの2校。世界の令息令嬢が学ぶ名門校で、こと男女交際には厳しい。聖クレアーに到着したデビーは、早速4人のルームメイトを紹介される。最防はデビーを敬遠していた4人もやがて心からうちとける仲となった。その晩、フィッブスに会いたくなったデビーは、先生をだましてフィッブスヘ電話をかけることに成功。しかし、フィッブスは校長に見つかり外出できず、デビーは約束のボート小屋で待ちぼうけ。しかし部屋に戻った彼女は、恋に憧れている4人からは羨望の的だ。そんな彼女たちの気持ちを叶えてあげようと、デビーが一計を案じた。愛の手引きをする組識を作るというのだ。こうして、デビーを社長とするクラブ・ラブ・アンリミテッドが誕生。早速商談と称する手紙をイートン校へ。手紙を受けとったフィッブスらは歓喜して承諾し代表を送ることになった。しかしイートン校が送る代表はヘマばかりしでかし、せっかくのラブ・チャンスを有効に生かせない。そこでデビーは作戦をかえて華々しいパーティーを開き、合同で楽しもうと考えた。そして校長の誕生記念日の夜、先生方のフルーツ・バンチに興奮剤を入れて踊り狂わせ、その間に屋根裏の部屋でショーを開催。てんやわんやの大喝采のさ中、やっとぬけ出したデビーとフィッブスは、熱い想いのうち、抱擁をかわした。2人ともそれが初めてだった。翌朝、すべての責任を自分1人でせおって退学することになったデビーは、4人から別れを惜しまれがら寄宿学校を後にした。駅から列車が出る瞬間、フィッブスが見送りにかけつけ、再会を約束するのだった。

今日は映画何の日?

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