「熊川哲也 Kバレエ カンパニー「カルメン in Cinema」」のストーリー

1800年代前半のスペイン・セビリア。タバコ工場前の広場に現れた女工たちのなかで最も人気が高いカルメン(日高世菜)は、言い寄る男たちを思わせぶりにかわし、生真面目に仕事をこなす竜騎兵の伍長ドン・ホセ(石橋奨也)の気を引こうとする。ホセは無関心を装いながらも、カルメンに惹かれている自分に動揺する。そんななか、ホセの幼なじみで婚約者のミカエラ(岩井優花)が彼を訪ね、故郷の母からの手紙を渡す。やがて工場で喧嘩が起こり、兵に捕らえられたカルメンは、逃がしてほしいとホセを口説く。誘惑に負けたホセが縄を緩めると、カルメンは逃げ去っていく。カルメンや密輸業者たち、闘牛士のエスカミーリョ(栗山廉)らが集う酒場に、ホセがやって来る。ホセは恋焦がれた彼女との再会を果たし、甘い時間を過ごすも、律儀に帰営しようとする。カルメンが一緒に自由な暮らしをしようとホセを誘うと、ホセは上官スニガに責められながらも、カルメンと共に生きるために密輸業者の仲間に加わる。愛のために道を踏み外したホセだったが、何ものにも縛られないカルメンの愛は、長くは続かなかった……。

今日は映画何の日?

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