「ロックンロール エクスプロージョン」のストーリー

エルビス・プレスリーがTV番組「ドーシー・ブラザーズ・ショー」を媒体として全米の家庭に入り込み、映画「暴力教室」がテーマソングにビル・ヘイリーとコメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」を使い、映画、曲とも大ヒットしたのが1955年から56年だった。だがロックが世に認められるまでには永い間の偏見と無知のよる差別があった。大人たちは、自分たちが、卑しい一段低いものと見ていた粗野で上品さに欠ける黒人音楽を白人が堂々と取り入れているということで反発し、またロックン・ロール・ナンバーのいくつかがセックスを連想させる歌詞を使ったり、エルビスのようにステージで腰をふりながら歌う不道徳なアクションがあったりするのも気に入らなかった。だが、アメリカの若者の夢や希望、願望を叶えることが可能であることを示す何かがこめられているロックは徐々にティーン・エイジャーの中に入り込んでいった。彼らはこのロックのよって、自分たちで創り出し、自分たちの文化を生み出すことに成功したのだ。ロックは今や、アメリカだけでなく、全ての年齢の人々の音楽になっている。そしてあの当時のエネルギーは今でも感じることができるのである。

今日は映画何の日?

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