「ドラキュラ デメテル号最期の航海」のストーリー

ルーマニアのカルパチア地方からイギリスのロンドンまで、内容不明の50個の木箱を運ぶためチャーターされた帆船デメテル号。その船にイギリスへ帰国するために医師のクレメンスが乗船した。医療と航海の知識に長けた彼は、無事に到着すれば、特別手当を受け取るはずだった。だが、大嵐の晩、船上で不可解な出来事が起こる。始まりは、船内に積載された家畜の惨殺。その死骸には「咬まれた痕」があった。少年トビーと犬のハックルベリーは不気味な影を見ておびえ、乗組員たちも不穏な空気を感じとる。少女アナはクレメンスに伝える。「悪魔が現れた、私たちは彼を<ドラキュラ>と呼ぶ」と……。