「我が心の呼ぶ声」のストーリー

1950年――マーティン・グリア(ダナ・アンドリュース)は大戦従軍の記憶も薄れ、恋女房ナンシー(ドロシー・マクガイア)と1男1女との愛の家庭生活に限りない幸福を感じていた。彼は父のトーマス(ロバート・キース)とこのグリーンヒルの町で建設会社を経営し、学校をでたばかりの彼の弟ジャック(ファーリー・グレンジャー)は、かすり傷を理由に徴兵延期し、会社で働いていた。彼はターナー判事(レイ・コリンズ)の娘ケリー(ペギー・ドウ)に想いを寄せていたが、判事はジャックが入隊もせずに気ままにふるまう青年なので、好感を持っていなかった。6月25日、朝鮮動乱が起こり、ジャックのもとにも召集の通知があった。彼が会社に必要な人物である証明をマーティンが出せば、ジャックの召集も逃れることができるのだが、マーティンは他の社員への顧慮からそれをしなかった。ジャックはこんどの召集は、徴兵委員会に加わっているターナー判事が彼とケリーの仲を裂こうとする策謀だと曲解し、ケリーと喧嘩別れのまま入隊してしまった。やがてマーティンも、元の上官の希望で飛行基地建設のため召集さえることになった。妻のナンシーは思い悩むが、本当の幸福を守るためには夫を送り出さざるを得なかった。欧州に派遣されることになったジャックは休暇を得て帰省し仲直りしたケリーと結婚した。今や立派な成人として新しい首途に立つ2人を、ターナー判事も心から祝福するのだった。

今日は映画何の日?

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