解説
中断された映画を10年ぶりに制作再開することになったスタッフが新型コロナ流行のためロックダウンに巻き込まれる様子を、コロナ禍で実際に撮影されたスマホの映像を織り込みながらドキュメンタリー的に描き出す、「サタデー・フィクション」のロウ・イエ監督作。出演は「シャドウプレイ 完全版」のチン・ハオ、「在りし日の歌」のチー・シー。第77回カンヌ国際映画祭特別招待作品。第61回台北金馬奨にて最優秀長編映画賞、最優秀監督賞受賞。第25回東京フィルメックスでは観客賞を受賞した。
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「未完成の映画」のストーリー
2019年、10年間電源が入っていなかったコンピューターが起動される。そこには放置された未完の映画が入っていた。監督のシャオルイ(マオ・シャオルイ)は、10年前に中断された“未完の映画”の撮影を再開するため、キャストとクルーを集め説得する。2020年1月、撮影がほぼ完了した矢先、新種のウイルスに関する噂が広まり始める。不穏な空気が漂うなか、武漢から来た美容師が帰宅を余儀なくされ、クルーたちは携帯電話でニュースを追い続ける日々を送るのだった。そんな折、シャオルイは再び撮影を中断するかどうかの決断を迫られる。一部のクルーと俳優はホテルが封鎖される前に脱出するが、残ったクルーはホテルの部屋に閉じ込められ、すべてのコミュニケーションが携帯電話の画面だけに制限される。そして武漢はロックダウン。クルーたちはビデオ通話を通じて連絡を取り合い、ホテルに閉じ込められた主演俳優のジャン・チェン(チン・ハオ)は、北京で生後1か月の赤ん坊と共に部屋にいる妻サン・チー(チー・シー)を元気づけようと奮闘する……。
「未完成の映画」の映像
「未完成の映画」の写真
「未完成の映画」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「未完成の映画」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 ドラマ |
製作国 | シンガポール ドイツ |
製作年 | 2024 |
公開年月日 | 2025年5月2日 |
上映時間 | 107分 |
製作会社 | Yingfilms Pte. Ltd=Essential Films=ZDF/ARTE=Cinema Inutile=Teamfun International GmbH=Gold Rush Pictures |
配給 | アップリンク |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://www.uplink.co.jp/mikansei/ |
コピーライト | (C) Essential Films & YingFilms Pte. Ltd. |