解説
悲しみを抱きながらも、やがて音楽と出会い、歌うことでその悲しみを乗り越えようとする男・ヨンを主人公にしたドラマ。『オイディプス王』に着想を得つつ、舞台を現代ヨーロッパに置き換え、大胆かつ自由に翻案、2023年・第73回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(最優秀脚本賞)を受賞した。監督は1962年ドイツで生まれ、舞台女優として活動したのち、95年から映画製作を本格化させたアンゲラ・シャーネレク。小津安二郎の「生れてはみたけれど」に作品の名前でオマージュを捧げた「家にはいたけれど」で2019年・第69回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞している。主演は「ジュリア(s)」などに出演し、歌手としても知られ本作の劇中でも優しい歌声を響かせるアリョーシャ・シュナイダーと、「イサドラの子どもたち」のアガト・ボニゼール。音楽の楽曲提供は、カナダ・トロント在住のミュージシャン、ダグ・ティエリ。悲しみとともに生きる者たちを魅了してやまない「音楽」の根源に迫る。
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「ミュージック」のストーリー
嵐の夜、ギリシャの山中に置き去りにされた赤ん坊は、救出した夫婦に引き取られヨンと名付けられる。青年となり、悲劇的な出来事に見舞われた彼は刑務所へ送られ、看守として面倒を見るイロと出会う。ヨンを気遣うなか、イロは彼のためにテープに音楽を吹き込み、ヨンはその音楽に癒しを見出す。やがて刑務所を出たヨンとイロは特別な絆で結ばれるものの、ヨンはふたたび運命の歯車に翻弄される。しかし、彼が悲しみと向き合うその先には、優しく鳴り響く美しい音楽があった。
「ミュージック」の映像
「ミュージック」の写真
「ミュージック」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ミュージック」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | ドイツ フランス セルビア |
製作年 | 2023 |
公開年月日 | 2024年12月13日 |
上映時間 | 109分 |
製作会社 | Faktura Film=WDR/ARTE=Les Films de l'Apres-Midi=Dart Film |
アスペクト比 | ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
コピーライト | (C)Shellac |