ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男
げっぺるすひとらーをぷろでゅーすしたおとこ Fuhrer and Seducer
解説
ヒトラーの腹心で宣伝大臣としてプロパガンダを主導し国民を煽動、“フェイクニュースの祖”とされるゲッベルスの活動を、アーカイブ映像やホロコースト生存者へのインタビュー、再現ドラマを交えて描く。ゲッベルスの軌跡を辿ると共に、世間のイメージを形作ったプロパガンダの手法に迫る。監督は、ドイツでTV映画などを手がけてきたヨアヒム・A・ラング。「パリよ、永遠に」のロベルト・シュタットローバー、「モニタリング」のフリッツ・カールらが出演。2024年ミュンヘン映画祭観客賞受賞。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
-
映画評論家鬼塚大輔具体的に見せない、を徹底することで、ナチスの悪(だけではないが)を鮮烈に表現した「関心領域」とは対照的に、ドラマ、記録映像、プロパガンダ映画の一部、説明的字幕、... もっと見る
-
ライター、翻訳家野中モモ俳優がゲッベルスやヒトラーを演じるドラマとナチス・ドイツの時代に実際に撮影された映像を組み合わせて世論を操作するプロパガンダの舞台裏を描くのだが、とにかく後者が... もっと見る
-
SF・文芸評論家藤田直哉ナチスドイツの宣伝を担当した男を、史実や資料に基づいて再現。メディア統制や映画やラジオを用い、現実を歪め認識できなくさせたことが、いかにドイツを破滅に導いたかを... もっと見る
「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」のストーリー
1933年のヒトラー首相就任から1945年にヒトラーが亡くなるまでの間、プロパガンダを主導する宣伝大臣として、国民を扇動してきたヨーゼフ・ゲッベルス。当初は平和を強調していたが、ユダヤ人の一掃と侵略戦争へと突き進むヒトラーから激しく批判され、ゲッベルスは信頼を失う。愛人との関係も断ち切られ、自身の地位を回復させるため、ヒトラーが望む反ユダヤ映画の製作、大衆を扇動する演説、綿密に計画された戦勝パレードを次々と企画したゲッベルスは、国民の熱狂とヒトラーからの信頼を再び勝ち取る。独ソ戦でヒトラーの戦争は本格化し、ユダヤ人の大量虐殺はピークに達するも、スターリングラード敗戦後、ゲッベルスは国民の戦争参加をあおる総力戦演説を行う。状況がますます絶望的になっていく中、ゲッベルスはヒトラーとともに第三帝国のイメージを後世に残す最も過激なプロパガンダを最後に仕掛ける。
「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」の映像
「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」の写真
「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ゲッベルス ヒトラーをプロデュースした男」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 伝記 戦争 ドラマ |
製作国 | ドイツ スロバキア |
製作年 | 2024 |
公開年月日 | 2025年4月11日 |
上映時間 | 128分 |
製作会社 | Zeitsprung Pictures=SWR=Maya spol. s.r.o.,=Act/HQ |
配給 | アットエンタテインメント |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | https://www.goebbelsmovie.com/ |
コピーライト | (C)2023 Zeitsprung Pictures GmbH |