解説
ロシアの文豪ドストエフスキーが1848年に発表した短編『白夜』から着想を得た人間ドラマ。家庭を顧みずに仕事をしていた泰明は妻の麻美が家を出て鬱になってしまう。そんなある日、帰ってこない恋人を3年間待ち続けている美沙子と知り合った泰明。愛は信じることだという美沙子に惹かれた泰明は、ある提案をする。日活に勤めながら、「狂える世界のためのレクイエム」や川端康成の『眠れる美女』をモチーフにした「桃源郷的娘」を手がけた太田慶が監督。紅葉の美しい秋の東京を舞台に、ドストエフスキーの『白夜』とは異なる設定・エンディングの物語を紡いだ。主人公の泰明を太田作品すべてに出演している永里健太朗、永遠の愛を心から信じる美沙子を「ビリーバーズ」の北村優衣、泰明の元妻・麻美をグラビアアイドルで俳優としても活動の幅を広げる高崎かなみが演じている。
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「永遠の待ち人」のストーリー
泰明(永里健太朗)は家庭を顧みずに仕事に打ち込んでいたが、妻の麻美(高崎かなみ)が去ったショックで鬱になって会社を休職。唯一の話し相手は、たまに手土産を持って様子を見にやってくる同僚の岡崎(ジョニー高山)と鉢植えだった。ある日、ぼんやり道を歩いていた泰明は美沙子(北村優衣)とぶつかり、美沙子のバッグから落ちたナイフを拾う。美沙子の後を追い、ベンチで本を読んでいる美沙子に話し掛けると、美沙子は恋人・慎一(釜口恵太)を3年間毎日そのベンチで待ち続けているという。愛は信じることだと強い意志で恋人を待ち続ける美沙子に心惹かれた泰明は、美沙子のもとに通い始める。美沙子が迷いなく話す愛の定義を聞く度に、泰明は自分と元妻の関係を反省。もし美沙子が想っている人が自分だったらと考え、「何か変えてみることでこの悪循環から抜け出せるような気がする」と提案してみるが……。
「永遠の待ち人」の映像
「永遠の待ち人」の写真
「永遠の待ち人」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「永遠の待ち人」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2023 |
公開年月日 | 2025年6月6日 |
上映時間 | 83分 |
配給 | OTAK 映画社 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | https://eien-machibito.com/ |
コピーライト | (C)太田慶 |