解説
南米パナマのジャングルを舞台に、米政府上層部の極秘指令を受けて隠密作戦を展開する2人の狙撃手の姿を描く戦争アクション。撮影の大部分はオーストラリアのクィーンズランド北部のジャングルで行われた。監督はペルー出身で「大統領暗殺指令」のルイス・ロッサ。製作はロバート・L・ローゼン。エグゼクティヴ・プロデューサーは「トイズ」のマーク・ジョンソン。脚本はマイケル・フロスト・ベックナーとクラッシュ・レイランド。撮影は「カッコーの巣の上で」のビル・バトラー。音楽はゲイリー・チャンが担当。主演は「7月4日に生まれて」のトム・ベレンジャー、「メンフィス・ベル」のビリー・ゼイン。
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「山猫は眠らない」のストーリー
南米パナマ、コロンビア国境近くのジャングルで、ワシントンからの指令を受け、極秘のうちに任務を遂行する狙撃手のトーマス・ベケット上級曹長(トム・ベレンジャー)。彼のもとへ、パナマの麻薬組織のボスであるオチョアの援助を得て政権を狙うアルバレス将軍を暗殺する指令を受けた若きエリート軍人のリチャード・ミラー(ビリー・ゼイン)がやって来た。ベケットはミラーに標的がオチョアと将軍のふたりになったことを伝える。翌朝装備に身を固めたベケットとミラーは、ヘリではなく列車と徒歩で目的地のアルバレス将軍の農園を目指すことになった。農園に侵入した2人はそれぞれ将軍とオチョアを同時に狙撃することになり、ヘリコプターから降りて来たオチョアをミラーは仕留めるが、敵と乱闘になっていたベケットは狙撃のチャンスを逃してしまう。銃弾の雨の中を脱出した2人だったが、暗くなったらもう一度農園へ向かうというベケットの言葉に、恐怖のあまり錯乱したミラーは、銃を乱射して弾丸を使い果たして放心状態になってしまう。そこへ武装ゲリラが現れ、ベケットが捕らえられてしまう。ベケットは最後にひとつ残った弾丸を砂の中に落としていった。恐怖に打ち勝ったミラーは砂の中から弾丸を拾いあげ、闇にまぎれて再び農園に潜入した。アルバレス将軍と、拷問を受けるベケットの姿を見つけたミラーは、自分の方向からは2人の体が重なり合うため、アルバレスを撃つことができない。しかし彼は慎重かつ大胆な判断で2人の体が離れた瞬間アルバレスを射殺した。そしてミラーは、無事ベケットを助け出し、農園から脱出するのだった。
「山猫は眠らない」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「山猫は眠らない」のスペック
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