解説
アーサー王伝説に基づく、愛と冒険の歴史スペクタクル・ロマン。過去に40作以上映画化されてきた物語を、ラブ・ロマンスの要素を強調して描いている。監督は「ゴースト ニューヨークの幻」「マイ・ライフ」のジェリー・ザッカー。製作は「永遠の愛に生きて」のウィリアム・ニコルソン。製作は「ラスト・オブ・モヒカン」「マイ・ライフ」のハント・ローリー、エグゼクティヴ・プロデューサーはギル・ネッター、エリック・ラトリー、ジャネット・ザッカーの共同。英国にオール・ロケした撮影は「ゴースト」でも監督と組んだ、「ノース ちいさな旅人」のアダム・グリーンバーグ。音楽は「激流」の巨匠ジェリー・ゴールドスミス、美術は「アラビアのロレンス」などで4度のアカデミー賞に輝くジョン・ボックス。編集は「地獄の黙示録」のウォルター・マーチ、衣裳は「レディホーク」のネーナ・チェッキ、剣技指導をフェンシングの元五輪コーチのボブ・アンダーソンがそれぞれ担当。主演は「ライジング・サン」のショーン・コネリー、「心のままに」のリチャード・ギア、「サブリナ」のジュリア・オーモンド。「炎のランナー」のベン・クロス、「プロスペローの本」のジョン・ギールグッドらが脇を固める。
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「トゥルーナイト」のストーリー
アーサー王(ショーン・コネリー)と円卓の騎士たちによって治められているイングランドの理想郷キャメロット。しかし、仇敵マラガント(ベン・クロス)が、王の命と王国を狙っていた。レオネス公国の若く美しい王妃グィネヴィィア(ジュリア・オーモンド)は、王の妃となるために老臣オズワルド(ジョン・ギールグッド)を伴ってキャメロットへ向かう途中、マラガント一派に襲われる。危機一髪の彼女を救ったのは、自由と冒険を求めて山河をさすらう若き剣士ランスロット(リチャード・ギア)だった。やがて、キャメロットを訪れた彼の勇気と実力を見抜いた王はこの地に留まるよう要請したが、ランスロットは固辞する。だが、マラガントの要塞にさらわれた王妃グィネヴィアを救出した彼の働きにいたく感動したアーサー王は彼を円卓の騎士に迎え、ランスロットも王へ忠誠を誓い、最も信頼の厚い“第一の騎士”の座を与えられる。だが、彼の心の中では王妃への熱い思慕が燃え上がり、彼女もまた許されぬ愛に身を焦がしていた。やがて、レオネス公国を攻撃したマラガント軍との戦闘が始まり、王の巧みな戦術とランスロットの獅子奮迅の活躍で敵は退却する。激しい戦いを終えたランスロットはグィネヴィアに別れを告げ、2人は唇を重ねた。それを知った王は激怒し、彼らを公開裁判にかける。だが、そこを奇襲したマラガントの軍勢が城を包囲した。ランスロットたち活躍で敵は撃退されたが、王も倒れる。臨終のアーサー王はランスロットに王国と王妃を委ね、世を去る。ランスロットとグィネヴィアは船葬により、王を弔った。
「トゥルーナイト」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「トゥルーナイト」のスペック
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