解説
習い覚えた武術・忍術と機知を駆使して、悪の忍者軍団と戦う少年3兄弟の冒険を描いたファミリー映画。好評につきシリーズ化され、『クロオビキッズ/日本参上!』(94)『同/夏休み決戦!』(94)が作られた(日本では共にビデオ発売のみ)。監督は本作のあと「クール・ランニング」でヒットを飛ばすジョン・タートルトーブ。ケニー・キムの原案を、エミー賞ノミネート経験を持つエドワード・エマニュエルが脚色。製作はマサ・チャン。撮影はA.C.S.シルバー賞を3度受賞しているリチャード・ミカラック、音楽は「F/X2 イリュージョンの逆転」「ワン・モア・タイム」のリック・マーヴィンが担当。主役の3人はいずれもマーシャルアーツ選手権大会に出場していた有段者たち。共演は「ラストエンペラー」「トレマーズ」のヴィクター・ウォン、「瀬戸内少年野球団」「カポネ大いに泣く」など日本映画に数多く出演しているランド・キングズレイほか。
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「クロオビ・キッズ」のストーリー
ダグラス家のチビッコ3兄弟は、幼い頃から祖父のモリ・タナカ(ヴィクター・ウォン)に武術を学んでいた。その年の夏休み、山荘での厳しい修行を終えた3人はそれぞれ、ロッキー(マイケル・トリーナー)、コルト(マックス・エリオット・スレイド)、タムタム(チャド・パワー)の忍者ネームを与えられた。3人の父親サム(アラン・マクレー)はFBIの捜査官で、悪名高い武器商人のスナイダー(ランド・キングズレイ)を追っていた。スナイダーはモリの所を訪れ、サムに手を引くよう命じるが、モリは断る。2人はかつて、共に道場を開いていた仲間だったが、モリは悪の道に進んだスナイダーとは、きっばり袂を分かっていた。夏休みが終わり新学期早々、ロッキーのガールフレンド、エミリーが悪ガキ・グループに絡まれ、立ち向かったロッキーは彼らの汚いやり口に負けてしまう。その夜、スナイダーの配下が3兄弟を襲い、空手着に黒帯を締めて応戦したさしもの彼らも、手ごわい忍者戦士には捕らえられてしまった。モリは孫たちを救うべく敵のアジトである船に潜入するが、4人は一味に包囲される。モリはスナイダーに一騎討ちを申し出、モリの技が敵を倒した。そこへサムの率いるFBIチームも駆けつけ、スナイダー一味は降参した。事件は一件落着したが、ロッキーとエミリーに、再び悪ガキたちが絡んできた。我慢の限界に来たロッキーは怒りの鉄拳で、ついにガキ大将をノックアウトした。
「クロオビ・キッズ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「クロオビ・キッズ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ファミリー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1992 |
公開年月日 | 1995年3月11日 |
製作会社 | グローバル・フィルム・エンタープライズ |
配給 | 日本ヘラルド映画 |
レイティング |
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