解説
銀行強盗をたくらむ三兄弟が善人ばかりの町で人々と触れ合い、改心していく様を描いたヒューマン・コメディ。 全米でクリスマス・シーズンに公開され、大ヒットとなった。監督は「ミッドナイト・ラン」などのシナリオを手がけ、本作が監督二作目となるジョージ・ギャロ。製作は「ロボコップ」のジョン・デイヴィソン。エグゼクティヴ・プロデューサーはデイヴィッド・パーミュット。撮影はクリント・イーストウッド作品で知られ、「許されざる者(1992)」でアカデミー賞候補になったジャック・N・グリーン。音楽は「ネバーエンディング・ストーリー 第2章」のロバート・フォーク、編集は「エイリアン」などを手がけ、「炎のランナー」でアカデミー賞候補になったテリー・ローリングス。美術は「ウォーターダンス」のロバート・ジーンビッキ。主役の三兄弟を演じたのは、「あなたに降る夢」のニコラス・ケイジ、「シティ・スリッカーズ2 黄金伝説を追え」のジョン・ロヴィッツと「ウェインズ・ワールド」のダナ・カーヴィ。共演は「恋のためなら」のメーチェン・エイミック、「今そこにある危機」のリチャード・ジェンキンスほか。
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「パラダイスの逃亡者」のストーリー
盗難の前科があるビル・ファポ(ニコラス・ケイジ)は、出所後の今はニューヨークでレストランの支配人をしている。その弟たちのデイヴ(ジョン・ロヴィッツ)とアルヴィン(ダナ・カーヴィ)も刑務所の厄介になっていたが、クリスマスのため、仮釈放された。三人は、アルヴィンの万引き癖をとがめつつも、母親(フローレンス・スタンレー)のいる自分たちの家へ帰って来た。しかしデイヴは刑務所での友人から面会の手紙を預かり、それを宛て名人であるサラ(メーチェン・アミック)という女性へ届けることになった。パラダイスというその町でサラは銀行に勤めており、その銀行ではクリスマスを境に解約される巨額の金が輸送される所だった。三人は再び銀行強盗に扮し、大金を奪って逃走する。FBIと警察はこの事件を知り、ともに捜査を行うこととなり、三人は逃亡を続ける。しかしビルはサラと知り合い、恋人となる。パラダイスの町は善人ばかりで、ビルは二人の弟と相談した末、金を三人で教会へ寄付しに行く。そこへ警察が現れ、三人は捕らわれる。町の人々が呼ばれ、簡単な裁判が行われるが、サラのアリバイによって三人は助かり、サラとビルを残して、二人の弟と母親はその町を去って行った。
「パラダイスの逃亡者」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「パラダイスの逃亡者」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1994 |
公開年月日 | 1995年2月25日 |
製作会社 | ジョン・デイヴィソン‐ジョージ・ギャロ・プロ |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
レイティング |
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