解説
南国フィリッピンを舞台に、18歳のフランス娘が恋にめざめ、奔放な愛の歓びを体験する。製作はオビディオ・G・アソニティスとジョルジョ・カルロ・ロッシ、原作・監督・脚本は「エマニュエル夫人」の原作者として知られているエマニュエル・アルサンが自ら監督としてデビュー、撮影はロベルト・デットーレ・ピアッツォリ、音楽はフランコ・ミカリッツィ、衣裳はジャック・フォントレーがそれぞれ担当。出演は新人アニー・ベル、エマニュエル・アルサン、アル・クリーヴァー、オルソ・マリア・グェッリーニ、ピエール・オードブルグ、シルビオ・シモネッリなど。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「卒業生」のストーリー
ローラ(アニー・ベル)がカメラマンのニコルス(アル・クリーヴァー)に初めて会ったのは、彼がマニラ空港から出て来た時だった。二人はラルス太平洋研究所に行くバスに乗り合わせた。彼女は研究所長で牧師オルセン(シルビオ・シモネッリ)の娘で、二人は初めての出会いで感じあうものがあった。研究所では全滅しかけているマーラ族についての研究をしているのだった。講義に立ち会ったローラは、その後、生まれたままの肢体の上にブラウスとスカートをまとっただけの姿でテニスをした。ニコラスはそんなローラに見とれカメラを廻した。夜、誕生パーティ。ニコラスとローラの唇がかさなり、ローラは体を開いた。プール。一糸まとわぬローラが泳ぐ。水中カメラで追うニコラス。やがてニコラスとローラは結婚した。そして二人が求めたものはマーラ族の新年を体験することだった。マーラ族は新年の朝、過去を忘却することで永遠の生を求めるという。研究所のモーガン教授と愛人のミルテ(エマニュエル・アルサン)そしてニコラスとローラの四人は、マーラ族のいるエメール島を訪れた。夜、奇妙な衣裳をまとった男たちがローラを愛撫していた。見慣れない肌と容貌の男たちだった。ローラは仏のように透明世界の中に横たわっていた。
「卒業生」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「卒業生」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス イタリア |
製作年 | 1975 |
公開年月日 | 1976年10月9日 |
製作会社 | ア・エレ・チネマトログラフィカ |
配給 | 東宝東和 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1976年9月下旬号 | グラビア アニー・ベル「卒業生」 |
1976年11月上旬号 | 外国映画紹介 卒業生 |
1976年11月下旬号 | 外国映画批評 卒業生 |