普通の女

ふつうのおんな
上映日
1987年10月31日

製作国
オーストラリア

制作年
1987
レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

平凡な人妻が情熱的な恋に目醒め葛藤する姿を描く。製作はジャン・シャープ、監督はケン・キャメロン、脚本はピーター・ケンナ、撮影はジェームズ・バートル、音楽はキャメロン・アーラン、美術はサリー・キャンベルが担当。出演はレイチェル・ウォード、ブライアン・ブラウンほか。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

ユーザーレビュー

「普通の女」のストーリー

1939年、恐慌と世界大戦の波が押し寄せる、そんな時代のオーストラリア。ニュー・サウス・ウェールズ州の小さな木こり町にマージ(レイチェル・ウォード)は暮らしていた。マージの母デイジー(ジェニファー・クレア)は、快楽を求めて見さかいなく男を追い回す女で、田舎町の住民たちに嘲笑されていた。母の悪名のせいで後ろ指さされ続けるマージは、自分は貞女になり切ろうとあがいていた。マージは、木こりのソニー・ヒルズ(ブライアン・ブラウン)と結婚する。ソニーは心優しく頼りになる男で、町の人々にも好かれ、マージは自分の理想的な夫婦生活に満足していた。しかし、こんな2人の生活に、夫の弟シュガー(スティーヴン・ヴィドラー)が割り込んでくる。自分の生まれ育った大家族を今でも大切に思っているソニーは、弟のために仕事を見つけてやり、手許に引き取ったのだ。シュガーはマージに恋心を抱く。ソニーは自分でも気づかずにシュガーの恋心を煽る。ついにシュガーの誘惑に負けるマージ。彼女の心の底には、夫からは得られない性の歓びヘの期待もあった。が、結果はみじめだった。彼女の心は乱れ、夫に対してもシュガーに対しても関係を閉ざしてしまう。情熱をもてあます彼女の心は、安全に守られた結婚生活から、外の世界ヘ向けられていた。そんな時この町に、ネヴィル・ギフォード(サム・ニール)がやってきた。彼は、ホテルのバーを継ぐために来たのだが、最初に出会ったのがマージだった。女たらしのネヴィルが、マージの心を見透かすように誘う。いったんは怒って拒絶するマージだったが、逆に彼を追い求めるようになる。やがて火のついた情熱は、マージ自身にもコントロールできぬほどに燃えあがり、もはやどんな忠告も彼女の耳に入らなくなってしまう。あんなにも嫌った母そのままに情熱に身を焦がすマージ。プレイボーイのネヴィルは、マージを狂わせはするが愛することはない。マージの情熱は悲劇的な結末を迎えるしかなかった。だが悲劇の一歩手前で、マージは立ち直る。もう一度やり直そう。マージとソニーは、夫婦として愛と信頼を取り戻すために、苦しい戦いを始めることを誓い合うのだった。

「普通の女」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「普通の女」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 オーストラリア
製作年 1987
公開年月日 1987年10月31日
製作会社 ラフィング・クッカバーラ・プロ
配給 日本ヘラルド映画
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1985年7月下旬号 日本映画紹介 普通の女の子・性愛日記
1987年11月上旬号 グラビア 普通の女
1988年1月下旬号 外国映画紹介 普通の女