解説
未来世界を舞台に、管理された社会を混乱におとしいれようとする男と管理する側の男との戦いを描く。ビート・ゼネレーション文学の代表的な作家ウィリアム・バロウズの諸作品を基にしたもので、製作・監督はムシャ、製作・企画・脚本はクラウス・メック。共同製作はフォルカー・シェーファー、トリーニ・トリンポップ、撮影はジョアンナ・ヒール。主演・音楽は「ノイバウテン」のメンバー、F・M・アインハイト。ほかに音楽はデイヴ・ボール、ジェネシス・P・オリッジ、マット・ジョンソン、主題歌はソフト・セルが担当。出演はビル・ライス、クリスチーネ・F。またウィリアム・バロウズ本人も出演している。
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「デコーダー」のストーリー
F・M(F・M・アインハイト)は、この管理された社会を混乱におとしいれるためのテープを作ろうとしている。彼の恋人クリスチーネ(クリスチーネ・F)はそんなF・Mの試みにいたって冷淡だ。一方、この社会を管理する組織のメンバーであるイエーガー(ビル・ライス)は、自分の仕事に嫌気がさしており、覗き部屋で働くクリスチーネに興味を持ち始めている。FMは、パーツ屋の主(ウィリアム・バロウズ)や謎の教祖(ジェネシス・P・オリッジ)らの示唆を受け、自らの戦略にますます確信を持つ。そしてアメリカ資本による管理の象徴的存在、ハンバーガーショップで、決定的なノイズを入手、遂にテープを完成させる。仲間たちと無数のテープをばらまき、いたる所で暴動が始まる。イエーガーはF・Mらの企てを阻止する任務を受け、これを最後の仕事にしようと決心する。彼はF・Mを探し出し、追いつめていくのだが……。
「デコーダー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「デコーダー」のスペック
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