解説
娘をヘロインで失った男の麻薬組織に対する復讐を描く。製作はハリー・コーシャク、監督は「ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実」のシドニー・J・フューリー、脚本はアラン・R・トラストマン、デイヴィッド・M・ウォルフ、撮影はジョン・A・アロンゾ、音楽はラロ・シフリンが各々担当。出演はビリー・ディー・ウィリアムス、リチャード・プライヤー、ポール・ハンプトン、グウェン・ウェルズ、ウォーレン・ケマーリングなど。
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「黄金のプロジェクター」のストーリー
美しい黒人の少女シドニーは友達に誘われ、面白半分に麻薬を打ち、絶命した。花輪に埋もれたシドニーの棺の前で、父親のニック・アレン(ビリー・ディー・ウィリアムス)は、娘の命を奪い、また多くの若者の命を蝕んでいる麻薬とそれを売買する者への復讐を誓った。政府の秘密機関に席をおくニックにとって、それはあながち職務から離れた仕事ではなかった。上司の反対をおしきり、コンピューター・センターに勤める恋人のエスターに7人の部下を選出させた。まず1人目は、もとフランス地下組織の闘士で現在は警官のダッチ・シラー(ウォーレン・ケマーリング)、2人目は麻薬に溺れる高級コールガールのシェリー(グウェン・ウェルズ)、3人目は射撃の腕が抜群のバリイ(ポール・ハンプトン)、前科前で一人息子を失ったハーマン夫婦、そして水中爆破の名人マイク・ウイルマー(リチャード・ブライア)の面々だった。メンバーは冬の英領コロンビアに集合、ニックはメンバーを鍛えた。密輸組織のボスは全部で9人、この9人を殺せばマルセイユの組織が事実上潰滅する事は明らかだ。そして計画は見事的中し、ニックは目的を遂げ、メンバーは解散した。ニックは車でフランス国境を越えようとした。だが彼を待ち受けていたのは局長だった。
「黄金のプロジェクター」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「黄金のプロジェクター」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1974 |
公開年月日 | 1975年2月1日 |
製作会社 | パラマウント映画 |
配給 | CIC |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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