解説
リュー・シュワルツの原作を彼自身とチャーリー・ドレイクが共同で脚色、「苦い報酬」のピーター・グラハム・スコットが監督した犯罪喜劇。撮影は「南海漂流」のハリー・ワックスマン、音楽は「若さでぶつかれ!」のスタンリー・ブラックが担当した。出演はTVのチャーリー・ドレイク、「難破船」のジョージ・サンダース、「予期せぬ出来事」のデニス・プライス、「クオヴァディス」のフィンレイ・カリー、「戦艦バウンティ」のパーシー・ハーバート、ニーリー・ドーン・ポーターほか。製作はW・A・ウィッティカー。
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「金庫破り」のストーリー
ライト(チャーリー・ドレイク)はお人好しの錠前屋。ある日、車の鍵をなくしたというグラントリー(デニス・プライス)の策略で置き引きの濡れ衣をきせられ、保護監察の身となった。その後も言葉巧みにだまされ、大邸宅の錠前を開けて一年の刑。出所した彼は、隣人たちから冷たく扱われた。グラントリーは、その次に女を使って泣きおとしで金庫被りに加担させた。三年の刑をいい渡された。刑務所の中で、暗黒街の男ノシャーと知りあったが、ボスの一人ドミノはミュリエル(ニーリー・ドーン・ポーター)を使って出所した彼を自分のクラブに迎えた。ドミノはまたライトに贅沢三昧をさせ莫大な借金を負わせ、仕かけた罠に陥ちこませていった。もう一人のボス・ガバナーも博物館の宝石を狙っており、それにはライトの腕が必要であった。結局、二人のボスが共同で博物館を襲うことになった。ところが、その時になってライトが悪事はいやだ、と言いはじめた。ミュリエルがなだめ役になって別室に同行したが、ライトは涙さえ浮べて拒否するのである。ミュリエルは彼の正直さを信じて、自分が悪事を暴くために潜入した婦人警官なのだと打明けた。そしてこの田舎者のお人好しが好きになった。一味が博物館に集まったときに一網打尽にする、それまでは協力するような顔をしている方が安全、と一味と共に博物館を襲った。彼の手で厳重な錠前がつぎつぎに開けられた。金庫を開けながら、ライトは二つのギャング団が仲違いするように仕向けた。それが図に当り、大混乱の中で一味はことごとく逮捕された。ライトはもとの平凡な錠前屋になった。ミュリエルを得て……。
「金庫破り」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「金庫破り」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 1963 |
公開年月日 | 1965年2月6日 |
製作会社 | アソシエイテッド・ブリティッシュ |
配給 | 大映 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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