解説
ジャン・クロード・オレルとジャック・コンパネーズの脚本を更に「女性の敵」のジャック・コンパネーズが脚色し、同じく「女性の敵」のラルフ・アビブが監督、ロジェ・ユベールが撮影を担当する。主なる出演者は「寝台の秘密」第三話のフランソワーズ・アルヌール、「女性の敵」のレイモン・ペルグラン、他、フィリップ・ルメール、ジャン・クロード・パスカルなど。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「肉体の怒り」のストーリー
クララ(フランソワーズ・アルヌール)はダムエ事の飯場に働く炊事女であった。彼女は肉体の快楽を病的に追う女で、その為に男達の間には争いが絶えなかった。そこに働く労働者の一人にトニオ(レイモン・ペルグラン)がいた。ある時、工事場に火事が起った。トニオは火の手から火薬庫の爆発を救った。それが縁となってクララは彼と知り合い結婚することになった。二人はパリに出て来てアパートに世帯を待った。ニ人の部屋の隣りにアンドレという男がいた。アンドレはクララに興味を持ち誘惑した。クララは持前の性情を現わし、二人の関係は進展した。アンドレの情婦グレダはクララに注告し、その多情は病気に由来するものであるから医師の診察を受けるように進めた。病院へ行ったクララは医師に「色情狂」という病名をいい渡された。落胆した彼女はパリを離れ、夫とともにモロッコに行こうとした。アンドレは彼女の決心を翻させようとしたが、彼女がいうことをきかないとみるや脅迫した。クララはピストルを出すと自分自身を射った。クララは病院に入れられた。手術の結果、生命はとりとめることが出来た。それとともに今迄彼女をさいなんでいた病気からも開放されることになった。
「肉体の怒り」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「肉体の怒り」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1954 |
公開年月日 | 1955年10月14日 |
製作会社 | コロナ |
配給 | 東和=泰西映画 |
レイティング | |
カラー/サイズ | モノクロ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1955年10月上旬秋の特別号 |
新作グラフィック 肉体の怒り 外国映画紹介 肉体の怒り |
1955年11月上旬号 | 外国映画批評 肉体の怒り |