虹を渡る男

にじをわたるおとこ
製作国
ソ連

制作年
1964
レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

アレクサンドル・ユロフスキーがシナリオを執筆、レボン・イサキャンとゲンリッフ・マリヤンが監督したサーカスに取材したドラマ。撮影はジライル・バルタニヤン、音楽はコンスタンチン・オルベリヤンが担当した。出演はレオニード・エンギバロフ、イリーナ・シェストゥア、ウラジミール・タトーソフ、ゴウルゲン・シュフナザリヤン、K・ハチバンキャンほか。カラー不明・フランスコープ。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

ユーザーレビュー

「虹を渡る男」のストーリー

リョーニヤ(L・エンギバロフ)は家族から大学に入って技師になれといわれているのだがサーカスのとりこになっており、道化師に憧れていた。そのうちに家族と喧嘩して家をとび出し、サーカス団長のタリヤンを訪ねて熱心に入団を頼みこんだ。やっとのことで入れたのだが、仕事は雑役ばかりで、落胆することもしばしばだった。そんな彼をなぐさめたのは、花形スターのイリーナだった。一方、彼の家の皆は彼のサーカスへの夢を断念させようと思案投げ首。彼らの考えだした方法は未熟なリョーニヤを舞台に出して失敗させ、サーカスをやめさせようとするものだった。ところが、この計画は見事失敗した。彼の落胆ぶりは気の毒なくらいだったが初めての舞台で自分の芸の未熟さを痛感した彼は、人を楽しませるには、芸に幅を持たせねばならないこと、新鮮なものにするためには広く世間のことを知らなければならないことを悟ったのである。旅に出た。数カ月経った。そしてサーカスにもどって来た。一座の人たちは彼をあたたく迎えてくれた。待望の舞台。彼はかつてのように怖気づくこともなく、彼の自信に満ちた道化ぶりは観客を魅了し、嵐のような喝采をうけた。家族も、いまはリョーニヤに盛んな拍手を送った。彼はアンコールにこたえた。やがて、楽屋にもどってきた彼を、あたたかく迎えたのは彼の成功をいちばんよろこんでいるイリーナだった。

「虹を渡る男」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「虹を渡る男」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 ソ連
製作年 1964
製作会社 アルメンフィルム
配給 東和
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1966年2月上旬決算特別号 外国映画紹介 虹を渡る男

今日は映画何の日?

注目記事