解説
“ミセス・ブラウンのお嬢さん”で売りだしたマンチェスター・サウンズの代表的なグループ『ハーマンズ・ハーミッツ』が主演する音楽コメディ。トレヴァー・ピーコックとサデューズ・ベーンの脚本をソール・スイマーが監督にあたった。撮影はジャック・ヒルドヤード、音楽はハーマンズ・ハーミッツ自身の手による。出演はハーマンズ・ハーミッツの五人(ピーター・ヌーン、デレク・レッケンビー、カール・グリーン、キース・ホプウッド、バリー・ホイットハム)、「マイ・フェア・レディ」のスタンリー・ホロウェイ、「ふたりだけの窓」のマージョリー・ロードス、「茂みの中の欲望」のシーラ・ホワイト、新人サラ・コールドウェルほか。製作はアレン・クレイソン。
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「レッツ・ゴー! ハーマンズ・ハーミッツ」のストーリー
イギリスのマンチェスター。音楽好きのハーマン(P・ヌーン)は祖母と二人暮しだ。彼は仲間のデレク、カール、キース、バリーの五人でサウンド・グループを作っていた。彼らはロンドンに出て名をあげるチャンスをねらっていたが、貧しくて、その旅費さえない。彼らの頼みの綱は、ハーマンが死んだ祖父から受けついだレース用の犬だ。この犬をレースに出し賞金を得ること。作戦は図にあたり、みごと優勝。五人はロンドンに向うことにした。このレースの時、ハーマンはロンドンのブラウン夫妻と彼らの娘ジュディと知りあった。ハーマンは彼女を一目みるなり好きになり、ロンドンで会う約束をした。ロンドンに着いた一行は、着く早々、まんまとペテン師にひっかかり、虎の子を巻きあげられてしまった。彼らに手をさしのべたのはブラウン夫妻である。宿舎をあたえ、一流ナイトクラブでの仕事さえ見つかった。そのうえハーマンの愛犬がダービーの決勝レースに出場することになった。どうやらツキが回ってきたらしい、と思ったが、そんなうまい話ばかりは続かない。恋人ジュディがモデルとして、写真家とともに南仏に出かけてしまい、そのうえ、愛犬が行方不明になってしまった。ナイトクラブでの演奏も捨て捜しまわったが無駄だった。五人は、すべてを捨ててマンチェスターに引揚げた。そして、ある日、行方不明だった愛犬がひょっこり帰ってきた。一流ナイトクラブでの仕事は失った五人だったが、ロンドンでの数日間ですっかり大人になったのだ。そして、ハーマンは、これまで気づかなかった、隣家のお転婆娘テューリップの美しさを、いまさらのように見直すのだった。
「レッツ・ゴー! ハーマンズ・ハーミッツ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「レッツ・ゴー! ハーマンズ・ハーミッツ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 1968 |
公開年月日 | 1968年8月31日 |
製作会社 | アレン・クライン・プロ |
配給 | MGM |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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1968年9月上旬号 | 外国映画紹介 レッツ・ゴー! ハーマンズ・ハーミッツ |