解説
アウグスト・フィノッキとジュゼッペ・マンジョーネの原案を、この二人にサンドロ・コンティネンツァ、フェルナンド・ディ・レオが加わり脚本化し、フランコ・ジラルディが監督した西部劇。撮影は「禿鷹のえさ」のアレハンドロ・ウローア(アレクサンダー・ウローア)、音楽を、「続荒野の用心棒」のルイス・エンリケス・バカロフが担当している。出演はハント・パワーズ、ソレード・ミランダ、ジャンナ・オアクなど。テクニカラー、テクニスコープ。
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「必殺の用心棒」のストーリー
南北戦争が終り、西部から故郷へ復員する途中、北軍の狙撃兵百三十名が行方不明になった。それから一年後、ニュー・メキシコのアラモゴードの近くの町で婦人に護身用のピストルを教えるトム(H・パワーズ)のもとへ一人の老探偵が訪ねて来た。彼はトムがシュガー・コルトと名のり三年前まで情報部員をしていたピストルの名手であることを知っていた。そして行方不明の兵士の一人の親から、息子は生存していて身代金を払えば戻ってくることが判明したので協力を依頼され、蛇の谷という町を調べたいが、それにトムの協力がほしいと言った。が、老探偵は翌日、無法者に射殺されてしまった。数日後、トムは巡回医師に扮し、ひとり蛇の谷に向った。町の入口で見張番の男にトムはいやがらせをうけたが、この町を支配するヘイバーブルック大佐に助けられた。町には無法者たちがたむろしていた。トムは気づかれぬ様に、調査をはじめた。そして、無法者の一人が阿片に酔い、狙撃隊を人質として拉致するよう大佐に命令されたとわめき、大佐の部下に射殺されるのを見届けた。調査を進めるうちにトムに応援してくれる人々の間にも犠牲者が出た。がトムはついに狙撃隊兵士が檻禁されている物置きを探り出し、脱出の手順を命令した。そして逃げる大佐を町まで連れ戻した。狙撃兵たちの怒りに耐えかね、大佐はかつての愛人で酒場の女主人ベスのもとにのがれたが、かねて大佐の仕打ちをよく思っていなかったベスは、容赦なく銃の引金をひいた。
「必殺の用心棒」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「必殺の用心棒」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 西部劇 |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1968 |
公開年月日 | 1969年4月11日 |
製作会社 | メガ・フィルム |
配給 | 東和 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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1969年4月下旬号 | 外国映画紹介 必殺の用心棒 |