解説
エルマンノ・ドナーティのストーリーを、アルベルト・ラットゥアーダとディーン・クレイグ、ジャック・パルマン、ルイジ・マレルバが脚色、アルベルト・ラットゥアーダが監督した。撮影はサンドロ・デヴァ、音楽はエンニオ・モリコーネとジーノ・マリヌッツィ・ジュニアが担当した。出演は「素晴らしき男」のパトリック・オニール、「007は二度死ぬ」のドナルド・プレゼンス、「さすらいのガンマン」のニコレッタ・マキャヴェッリほか。なお、オーストリア、リヒテンシュタインの王女であり、元イタリア皇太子妃のイラ・フルステンベルグの第一回主演作でもある。製作担当はエルマンノ・ドナーティとルイジ・カルペンティエリ。
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ユーザーレビュー
「マッチレス 殺人戦列」のストーリー
スパイ容疑で中共に捕えられたニューヨーク・トリビューン紙の特派記者ペリー・マッチレス・リストン(パトリック・オニール)は監獄の中で瀕死の中国人からヒスイの指環をもらった。この指環を押すと体内に薬液がまわり、20分間だけ透明になれるというのだ。ペリーは銃殺刑の寸前、この指環を使って見事逃げだした。この秘密を知ったアメリカ情報局の女スパイ、オランはマッチレスをつれて帰り、アメリカ情報局の重要任務につかせた。一方、マッチレスと同じ監獄にいたハンクは、このヒスイの指環を奪うべく、中共のスパイになって彼を追い始めた。ところで、ロンドン暗黒街のボスアンドレアヌ(ドナルド・プレゼンス)は高性能の薬液を持ち、これを列強の諸国にちらつかせて値をつりあげている。マッチレスは、これを奪うことになった。ロンドンの連絡員アラベラ(イラ・フルステンベルグ)はアンドレアヌの友人になって機会を狙っている。数日後の夜、マッチレスとアラベラは、アンドレアヌの金庫を被りフランクフルト銀行の保管庫の鍵を盗みだした。その後、ハンクがマッチレスを追ってやってきたがアンドレアヌにつかまってしまった。一方、マッチレスとアラベラは銀行の保管庫から高性能薬液の入った黒カバンを見事盗み出し、ハンブルク港へ。アメリカ情報局のランチが彼らを守るべく突進してきたが、よく見ると港には中共、ソ連のスパイたちが、虎視耽々と黒カバンを狙っている。げんなりしたマッチレスは、スパイ稼業がいやになり、黒カバンを海中にすててしまった。アラベラは怒って一度は拳銃を向けたが、マッチレスの魅力には抗しがたく、彼の腕に抱かれてしまった。
「マッチレス 殺人戦列」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マッチレス 殺人戦列」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1967 |
公開年月日 | 1968年3月30日 |
製作会社 | ディノ・デ・ラウレンティス・プロ |
配給 | ユナイト |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |