解説
自分の半生のミュージカル化のためにマルセイユにやって来たイヴ・モンタンをめぐる人々の姿を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはピエール・グルンステイン、製作はクロード・ベリ、監督・脚本・台詞・歌詞は「ベルサイユのばら」のジャック・ドゥミー、撮影はジャン・パンゼル、音楽はミシェル・ルグランが担当。出演はモンタンのほかに、マチルダ・メイ、フランソワーズ・ファビアンなど。
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「想い出のマルセイユ」のストーリー
マルセイユ・オペラ座で、彼自身の半生を描いたミュージカル“現代のモンタン”に主演するため、ここマルセイユの地に20年ぶりに帰郷したイヴ・モンタン(イヴ・モンタン)は、過去の甘くつらい恋を振り返る。彼が2歳の時、一家はファシズムを逃れ北イタリアに移住した。11歳の時から働きに出、やがて造船所の工員として働いていた頃、彼にはミレーヌという恋人がいた。しかし彼が自分の夢を実現させるためにパリへ旅立った後、彼女はランベール男爵と結婚してしまったという。リハーサルを始めたモンタンの前に、特別公演の切符が欲しいというマリオン(マチルダ・メイ)という名の娘が訪ねてくる。彼女はミュージカル女優になる夢をモンタンに語るが、彼はマリオンがミレーヌ(フランソワーズ・ファビアン)の娘であることを知らない。そんな折、舞台でイヴの恋人を演じるベティ(カトリオナ・マコール)が妊娠で倒れ、出演は無理だという。若い演出家のトニ(パトリック・フィエリー)は、マリオンを代役にたてることにし、その日から徹夜のレツスンが始まる。その頃ミレーヌはモンタンに会う決意をしていた。彼女は娘に自分の過去の恋人を秘密にしていたが、モンタンとの別れ際に、自分が生んだ娘はモンタンの子であることを告白する。またモンタンは、昔の仕事仲間マリウス(ピエール・マグロン)を訪ね、ミレーヌ一家の窮状を知らされる。同じ頃ミレーヌは、娘からモンタンの公演に出演することを知らされ驚き、うるたえる。果たして公演は大成功、しかし翌朝マリオンは、モンタンの語る彼の過去の恋物語にすべてを悟るのだった。マルセイユで始まったこのショウは、パリとロンドンでのツアーが組まれていた。マルセイユ中央駅でパリ行きの列車を待つモンタン一行の前に、マリオンがミレーヌを連れてやってくる。モンタンはミレーヌを抱きしめ、マリオンはそんな2人を温かな微笑で見つめるのだった。
「想い出のマルセイユ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「想い出のマルセイユ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ミュージカル |
製作国 | フランス |
製作年 | 1988 |
公開年月日 | 1989年11月18日 |
製作会社 | レン・プロ |
配給 | 東宝東和 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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