解説
ドイツの劇作家として名を知られたカール・シュテルンハイム氏の舞曲劇『ホーゼ』を映画化したもので脚色はフランツ・シュルツ氏、監督はハンス・ベイレント氏。主役を演ずるのは「プラーグの大学生(1926)」「野鴨」のヴェルナー・クラウス氏とイェニー・ユーゴー嬢で他にルドルフ・フォルスター氏、ファイト・ハーラン氏、オルガ・リンブルグ嬢、クリスチャン・ブンマーステット氏等が助演している。(無声)
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「ホーゼ」のストーリー
平凡な市井生活に幸福を感じていたテオプルト・マスケと養女ルイゼ・マスケの上に彼等の生活を一変させるような事件が起った。それはとある日曜日のことである。テオポルトとルイゼが教会の帰り途、ルイゼの下袴(ホーゼ)がゆるみ出し折から民衆の前で挨拶中の侯爵の目前で落してしまったのである。人々の視線は期せずしてルイゼの脚下に落ちたホーゼに集った。家に戻ったテオポルトは口を極めてルイゼを罵倒した。何故ならば彼は官吏としての自分の地位が危うくなることを恐れたからである。ところがその心配に反してルイゼに目をつけた二人の男が間借をすべく訪ねて来たので彼等父娘の収入は増え家は賑わうという好都合な結果となった。さてその間借人というのは侯爵のお守り役で詩人のスカーロンに床屋の下剃り職人マンデルスタムである。スカーロンの方が早くもルイゼに取り入ってしまう。彼は自分の得意な様子を見せたくなって一日ルイゼに偽手紙を使わせて侯爵の邸に招く。だが期待は外れてルイゼと侯爵は懇ろになってしまった。晩餐の卓上にシャンパンの盃は時とともに重ねられルイゼはついに酔いしれてしまう。翌朝まばゆい太陽と隣り近所の視線を逃れるように我家へ戻った彼女はテオポルトから散々に叱責された。しかし時がたつに従ってテオポルトの怒りも和らいだ。ルイゼも今更らの如く自分の過ちに悔恨の涙を流した。こうして二人の上に訪れたものは以前のような温和な、だが平凡にみちた生活であった。
「ホーゼ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ホーゼ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | ドイツ |
製作年 | 1927 |
製作会社 | フェーブス |
配給 | スター・フィルム |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダード |