解説
パリのオペラ座を舞台に、指揮者と歌手の恋と、オペラ「タンホイザー」が上演されるまでの舞台裏を描いたドラマ。製作は「メンフィス・ベル」のデイヴィッド・パトナム、監督・脚本は「ハヌッセン」のイシュトヴァーン・サボー、共同脚本にマイケル・ハースト、撮影はラヨシュ・コルタイ、音楽はリヒャルト・ワグナー。出演は「運命の逆転」のグレン・クロース、ニエル・アレストラップほか。クロースのオペラの吹き替えはキリ・テ・カナワが担当。
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「ミーティング・ヴィーナス」のストーリー
無名のハンガリー人指揮者ゾルタン・サントー(ニエル・アレストラップ)は、オペラ座で上演されるワグナーの「タンホイザー」を指揮するチャンスをつかみ、パリにやってきた。初の国際的な大舞台に、サントーは自分のすべてを賭けようとするが、肝心の製作者達は権力争い、ダンサーの組合はストライキに突入、各国から集めらた出演者達の間ではいさかいが絶えない。スウェーデンから招かれた世界的に有名な歌手カーリン・アンダーソン(グレン・クロース)も到着するが、東側の国から来た無名の指揮者など全く相手にしようともしない。あまりのまとまりのなさにサントーはうんざりし、妻子の待つブダペストへ郷愁を募らせていく。そんなある日、パーティの席でついに彼の怒りが爆発する。人々のやる気のなさをなじり、自分の音楽に対する真剣な気持ちを訴える。はじめはそっけない態度をとっていたカーリンもサントーの音楽に対するひたむきさに打たれ、彼と共にオペラを成功させることに情熱を燃やすようになり、いつしか二人は思いもかけなかった恋におちるのだった。ばらばらだった出演者達の心も次第にひとつになってくる。27ヶ国に衛星放送された「タンホイザー」は大成功をおさめ、サントーも名声を得た。しかしサントーとカーリンは、またそれぞれの生活へと別々に戻っていくのだった。
「ミーティング・ヴィーナス」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ミーティング・ヴィーナス」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 1991 |
公開年月日 | 1991年10月19日 |
製作会社 | エニグマ・プロ(WB) |
配給 | ワーナー・ブラザース |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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