10ミニッツ・オールダー イデアの森
てんみにっつおーるだーいであのもり解説
世界の映画界を牽引してきた巨匠監督15人が、“時間”をテーマに各自自由に製作したコンピレーション・フィルム。本作はそのうちの1本で、もう1本に「10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス」がある。
ユーザーレビュー
「10ミニッツ・オールダー イデアの森」のストーリー
8人の監督が描く人生の瞬間。「水の寓話」インドの寓話をベースに、故郷・イタリアを舞台に独特の映像美と秀逸なストーリーで魅せるベルナルド・ベルトルッチ。「時代×4」4分割スクリーンのワンカットというセンセーショナルな手法で”記憶の不連続性”から時間にアプローチした、マイク・フィギス。「老優の一瞬」30年近く交流のあった老優ルドルフ・フルシンスキーの人生を10分に凝縮した耽美の一作をまとめたイジー・メンツェル。「10分後」倦怠期に差し掛かったある夫婦の日常を通して、人生の一寸先の未知の時間を描くイシュトヴァン・サボー。「ジャン=リュック・ナンシーとの対話」急行列車の中で、哲学者ジャン=リュック・ナンシーと若い女性アナのふたりが時を忘れさせるほどの熱い議論を交わす姿を映し出したクレール・ドゥニ。「啓示されし者」ギリシャの哲学者アウグスティヌスの「告白」を原典に、蚊のモノローグを通して過去の現在・現在の現在・未来の現在という異なる3つの”現在”の概念に迫ったフォルカー・シュレンドルフ。「星に魅せられて」80光年のタイムトラベルから帰還した宇宙飛行士の体験を通して”銀河時間”の不可思議さを描いたマイケル・ラドフォード。「時間の闇の中で」時間に”最後の瞬間”が訪れるのか。「愛」「歴史」「静寂」「恐怖」「永遠」等、10のエピソードの”最後の瞬間”を映し出す中で、時間の闇=映画こそが「永遠」というメッセージを残すジャン=リュック・ゴダール。
「10ミニッツ・オールダー イデアの森」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「10ミニッツ・オールダー イデアの森」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ アート |
製作国 | イギリス ドイツ スペイン オランダ フィンランド 中国 |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2003年12月20日 |
上映時間 | 106分 |
製作会社 | オデッセイ・フィルムズ・ロンドン=マタドール・ピクチャーズ=ロード・ムーヴィーズ |
配給 | 日活 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 不明 |
音量 | ドルビー |
公式サイト | http://www.10minutesolder.com/ |
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