ゲット・バック(1991)
げっとばっく Get Back- 上映日
- 1991年11月9日
- 製作国
- イギリス
- 制作年
- 1991
- 上映時間
- 89分
- レーティング
- 一般映画
解説
元ビートルズのスーパーロックシンガー、ポール・マッカートニーがおよそ10年ぶりに行ったワールド・ライブ・ツアーの模様を収めたドキュメンタリー・フィルム。監督は「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!」と「HELP! 四人はアイドル」の2本の作品で、ビートルズ伝説をスクリーンに定着させたリチャード・レスター。89年9月26日のオスロからスタートした「ゲット・バック・ツアー」は、四大陸13カ国で計102回のステージに及び、284万人を動員する大成功をおさめた。この記録フィルムは、ひとつのコンサートを収録したものではなく、いくつかの会場での演奏、観客の反応が巧みにミックスされて編集されている。映画の構成は大きく分けて3つの要素から成っており、すなわち、ワールド・ツアーでのポールと彼のバンドのステージ・パフォーマンスと、第2に観客たちの記録、そして第3にビートルズ結成から現在までに起きた歴史の記録としての静止画像、ニュース・フィルム、写真などのビジュアルの3つである。そこにはもちろん、ビートルズ時代のジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの懐かしい顔も見える。映画に記録された楽曲は全部で23曲。「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」「エリナー・リグビー」「バック・イン・ザ・USSR」「キャント・バイ・ミー・ラヴ」「ヘイ・ジュード」「イエスタデイ」、そしてツアータイトル曲の「ゲット・バック」などビートルズ時代の名曲の数々に加え、「死ぬのは奴らだ」などビートルズ解散後のポール・マッカートニー&ウイングスとしての曲など、ツアーで演奏された楽曲の中から厳選された名曲ばかりがふんだんに盛り込まれている。中でも、「ジョン、ジョージ、リンゴに捧げます」と言って始まる「フール・オン・ザ・ヒル」は実に感動的。この手の作品の多くに含まれる楽屋の風景が皆無なのもその特色のひとつとなっている。
ユーザーレビュー
「ゲット・バック(1991)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ゲット・バック(1991)」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | イギリス |
製作年 | 1991 |
公開年月日 | 1991年11月9日 |
上映時間 | 89分 |
製作会社 | フロント・ページ・フィルムズ・プロ |
配給 | 東宝東和=ケイエスエス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSR |
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1991年12月上旬号 |
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