ピアノ・レッスン

ぴあのれっすん The Piano
上映日
1994年2月19日

製作国
オーストラリア

制作年
1993
上映時間
121分

レーティング
R-15
ジャンル
ドラマ

check解説

19世紀半ばのニュージーランドを舞台に、ひとりの女と2人の男が一台のピアノを媒介にして展開する、三角関係の愛のドラマ。「スウィーティー」「エンジェル・アット・マイ・テーブル」に続くニュージーランド出身の女流監督ジェーン・カンピオンの長編第3作。製作はジェーン・チャップマン、撮影は「エンジェル・アット・マイ・テーブル」のスチュアート・ドライバー。音楽は「髪結いの亭主」のマイケル・ナイマンで、演奏はミュンヘン・フィルハーモニック(ピアノ・ソロはホリー・ハンター)。美術は「幸せの向う側」のアンドリュー・マッカルパイン、編集は監督の前2作も手がけたヴェロニカ・ジネット、衣装はジャネット・パターソンが担当。主演は「ザ・ファーム 法律事務所」のホリー・ハンター、「ライジング・サン」のハーヴェイ・カイテル、「ジュラシック・パーク」のサム・ニール。共演はオーディションで選ばれた子役のアンナ・パキンほか。93年度カンヌ映画祭パルムドール賞(オーストラリア映画として、また女性監督として初)、最優秀主演女優賞(ハンター)受賞作。93年度アカデミー賞脚本賞、主演女優賞(ハンター)、助演女優賞(パキン)受賞。4Kデジタルリマスター版が、2024年3月22日より全国劇場公開(配給:カルチュア・パブリッシャーズ)。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】ピアノ・レッスン DVD(HDリマスター版)

  • 【BD】ピアノ・レッスン Blu-ray(HDリマスター版)

  • 【DVD】ピアノ・レッスン

TVで観る

ユーザーレビュー

「ピアノ・レッスン」のストーリー

スコットランドからニュージーランドへ、エイダ(ホリー・ハンター)は入植者のスチュワート(サム・ニール)に嫁ぐために、娘フローラ(アンナ・パキン)と一台のピアノとともに旅立った。口がきけない彼女にとって、ピアノはいわば分身だった。だが、迎えにきたスチュアートはピアノは重すぎると浜辺に置き去りにする。スチュワートの友人で原住民のマオリ族に同化しているベインズ(ハーヴェイ・カイテル)は、彼に提案して自分の土地とピアノを交換してしまう。ベインズはエイダに、ピアノをレッスンしてくれれば返すと言う。レッスンは一回ごとに黒鍵を一つずつ。初めはベインズを嫌ったエイダだったが、レッスンを重ねるごとに気持ちが傾いていった。2人の秘密のレッスンを知ったスチュワートは、エイダにベインズと会うことを禁じる。彼女はピアノのキイにメッセージを書き、フローラにベインズへ届けるように託す。それを知って逆上したスチュワートはエイダの人指し指を切り落とす。だが、彼女の瞳にベインズへの思慕を読み取った彼は、ベインズに2人で島を去るがいいと言う。船出してまもなくエイダはピアノを海に捨てた。エイダ、ベインズ、フローラの3人は、とある町で暮らし始めた。エイダは今も時々、海中に捨てられたピアノの夢を見る。

「ピアノ・レッスン」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ピアノ・レッスン」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 オーストラリア
製作年 1993
公開年月日 1994年2月19日
上映時間 121分
製作会社 シビー・2000=ジェーン・チャップマン・プロ
配給 フランス映画社
レイティング R-15
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 5.1ch
公式サイト http://www.culture-pub.jp/piano/
コピーライト (C)1992 Jan Chapman Productions and CIBY 2000

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1993年12月下旬特大号 グラビア ピアノ・レッスン
1994年1月下旬号 グラビア 《New Release》(新作映画紹介) ピアノ・レッスン
特集 ピアノ・レッスン 作品評
特集 ピアノ・レッスン プロデューサー ジェーン・チャップマン インタビュー
特集 ピアノ・レッスン エッセー 
1994年3月上旬号 ピアノ・レッスン
外国映画批評 ピアノ・レッスン
1994年3月下旬号 外国映画紹介 ピアノ・レッスン

今日は映画何の日?

注目記事