「グリム童話 金の鳥」のストーリー
昔、三人の王子をもつ王様がいた。彼は息子たちに庭にある金のりんごのなる木を番するよう命令した。だが、それを守ったのは末っ子のハンス王子だけで、彼はりんごを口に加える金の鳥を見つけ矢を射かけた。この話を聞いた王長は三人の王子に金の鳥を探しだすことを命じた。一方、金の鳥はカネマッチ国の魔女に飼われており、魔女は鳥を傷つけた犯人に復讐をするため三匹の山猫を派遣する。三人の王子は森の中で狐のルルと知り合い、ルルの案内で金の鳥のいる城へ向かうが、山猫たちの陰謀でハンスとルルは谷川に落とされてしまう。だが、谷底で知り合った巨大な鳥の背に乗ってハンスは魔女の住む城に潜入することに成功、金の鳥を見つけるが兵士たちに捕われる。二人の兄王子も捕えられて連れてこられていた。魔女はハンスに、白バラ城のローランド姫を連れ去ることを、兄王子たちの引き替え条件に命じる。姫を連れてきたハンスに、ルルは二人で魔女を倒すよう話した。魔女の作ったロボットの兵士と剣をふりかざし必死に戦うハンス。ルルは心の正しい少年と少女が、城で飼われている金の馬に乗って戦えば魔女を倒せると忠告する。王子と姫が実行すると、馬は空高く飛びあがり、王子の剣が金色に輝いた。魔女も兵士たちも煙をはいて消え、三匹の山猫は小さい子猫の姿に、金の鳥はいずこともなく飛び去った。やがてルルの姿は人間の王子に変わった。ルルは魔女に魔法をかけられていた姫の兄だったのだ。ハンスと姫の二つの国の王と国民は喜び、その後、二人は祝福されて幸福に暮らした。
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解説
