私と私

わたしとわたし
上映日
1962年8月11日

製作国
日本

制作年
1962
上映時間
90分

レーティング
一般映画
ジャンル
ミュージカル

check解説

週刊平凡連載中野実原作を「江戸へ百七十里」の笠原良三が脚色、「続社長洋行記」の杉江敏男が監督したミュージカル・ドラマ。撮影もコンビの完倉泰一。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

ユーザーレビュー

「私と私」のストーリー

歌の好きな赤城増美は東伊豆バスの女車掌で、養父の庄吉は運転手だ。食堂「ラーメン王」の息子三郎は増美と大の仲よし。ある日、慰安旅行でやってきた芸能プロの荒木社長と新進作曲家衣笠は増美の美しい歌ごえに惚れ込み、東京で本格的テストを受けるようにすすめた。その後、ゴルフ狂の衣笠は軽井沢へ出かけたが、クラブハウスの売店で働く山本まゆみが伊豆で会った増美と瓜二つなのにびっくりした。彼女は旅館「からまつ荘」の女主人よし江の養女である。まゆみの従兄でアルバイト大学生の弘二は、衣笠の話を聞いて、増美とまゆみが双児かもしれないと思った。まゆみがよし江に訊くと、それは事実だった。そして、荒木プロのスタジオでテストの日、三郎と共に上京したまゆみは増美と弘二に会って、姉妹の名乗りをあげた。しかも荒木社長の好意で、二人は築地の旅館で楽しく一夜を送ることができたばかりでなく、庄吉とよし江も上京、双児は庄吉の戦友の遺児だということまで判った。荒木社長が二人を歌手として勉強させたいというので庄吉は喜んだが、よし江は応じない。うわついた職業につかせるのは反対なのだ。増美はまゆみと一緒でなければイヤだと、伊豆へ帰った。軽井沢に戻ってからまゆみはひどいノイローゼにかかり、手を焼いたよし江は庄吉と相談したすえ、それぞれの相手と再婚するからと偽って、娘たちを荒木プロへ預けた。ザ・ピーナッツの芸名でデビューした増美とまゆみは、たちまち人気歌手にノシ上った。誕生日パーティの日、久しぶりで会った三郎の失言から、増美とまゆみは大ゲンカをはじめ、コンビで歌うのはイヤだといい出して揉めるが、衣笠や上田マネジャーの働きで庄吉とよし江の婚約が発表され、増美とまゆは仲よく新作の「幸福のしつぽ」を歌うのであった。

「私と私」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「私と私」のスペック

基本情報
ジャンル ミュージカル
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962年8月11日
上映時間 90分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1962年9月下旬号 日本映画紹介 私と私