素浪人捕物帖 闇夜に消えた女

すろうにんとりものちょうやみよにきえたおんな
上映日
1963年8月27日

製作国
日本

制作年
1963
上映時間
83分

レーティング
ジャンル
時代劇

check解説

「おれは侍だ 命を賭ける三人」の結束信二のオリジナル・シナリオを「いかすじゃねぇか三度笠」の深田金之助が監督した時代捕物帖。撮影は「気まぐれ鴉(1961)」の杉田正二。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

ユーザーレビュー

「素浪人捕物帖 闇夜に消えた女」のストーリー

雲享吉助は江戸の盛り場にある呑み屋「ひさご」の二階で、捕物帖を書きとばしている作家志望の浪人である。ある夜雲亭先生は、朝吉という男と知りあった。朝吉は上方から、恋人のお妙と駆け落ちしてきたのだが、金もなくなり、安宿探しに来たのであった。雲亭先生の紹介で宿に落ちついた朝吉は血相をかえて飛びこんで来た。ちょっとしたスキに、お妙が消え失せたというのだ。これを聞いた捕物帖作家志願の雲亭先生朝吉と二人でお妙さがしに奔走することとなった。嘘ぶく宿屋の主人にドロを吐かせた雲亭先、正体不明のやくざが来て、お妙を駕篭で運び去ったというのだ。朝吉の発案で駕篭屋の線辿り、板橋まで行った事が判った。人足どもの話では、泣き叫ぶ娘を駕篭に入れ、男どもが街道筋を行ったというのだ。あの話、この話に街道筋を行ったり来たりの雲亭先生と朝吉の二人、とある旅篭に泊ったが、役人の宿改めに会った。大名屋敷に忍びこんだ悪党、籔からしの銀兵衛を探しているのだ。同宿した薬行商人の入れ知恵もあって二人はお妙のことを役人に届け出た。役人の情報によると、やくざ風の男が、駕篭で街道を急いでいたというのだ。今度こそ! 行商人と三人ですっ飛んだが、又も人違い。長い旅に、哀れな姿になり果てた二人を救ってくれたのが親切な花駒太夫いう芸人の一座。二人は舞台丸太を組む仕事にありついたが、素人の悲しさで組んだ丸太はグラグラ。これが怪我の功名になった。追いこまれた籔からしの銀兵衛がこれに飛びついたのだ。捕えた雲亭先生と朝吉がみたのは、かつて合部屋だった薬行商人であった。驚く二人に行商人は「駆け落ちするような娘さんだ、江戸に帰ってるにちがいない」という助言で、江戸にひき帰した二人、お妙から出された失踪届にビックリ。あの晩お妙はやくざに案内されて、板橋の賭場へ行き、チャッカリ儲けていたというわけだ。

「素浪人捕物帖 闇夜に消えた女」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「素浪人捕物帖 闇夜に消えた女」のスペック

基本情報
ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963年8月27日
上映時間 83分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1963年9月下旬号 日本映画紹介 素浪人捕物帖 闇夜に消えた女