座頭市二段斬り

ざとういちにだんぎり
上映日
1965年4月3日

製作国
日本

制作年
1965
上映時間
83分

レーティング
ジャンル
時代劇 アクション

check解説

子母沢寛の原作を「座頭市あばれ凧」の犬塚稔が脚色「勝負は夜つけろ」の井上昭が監督した「座頭市シリーズ」第十作目。撮影は「眠狂四郎炎情剣」の森田富士郎。
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この作品のレビュー

ユーザーレビュー

  • ミャーノフ大佐

    やっぱり座頭市映画は面白い。
    もう座頭市映画はフォーマットが決まっていて様式化されているんだね。面白いよ。ストーリーは日本人が好きな勧善懲悪の映画で、座頭市という盲の按摩が実はすごい剣客という設定も面白い。(これは原作の子母澤寛の設定が面白いからだ。)
    で、今回の敵は加藤武。最初は誰かわからなかったけど、声で加藤武とわかった。また、小林幸子が子役ででているんだ。これが結構台詞も多く、歌も披露して、なかなか重要な役柄を演じている。このまま役者として大人にならなかったんだ。
    勝新の横顔見て、鼻が高い。
    カメラワークが俯瞰で撮ったり、鳥瞰で移動しながら撮ったり、ハンドで主人公を追ったり、となかなか意欲的だった。何処まで映画を面白くするため、あるいはその効果を把握していたかは疑問だが、いい効果を出している。
    三木のり平も本来喜劇人だが、この映画ではシリアス側でいい役をしていた。
    私が当時だったら、やっぱり次回作を楽しみにしていただろうなあ。

「座頭市二段斬り」のストーリー

ある朝突然暴漢に襲われた座頭市は、一人を斬り殺し、もう一人の腕を斬り落した。こんな血なまぐさい旅に嫌気のさした座頭市は、昔、あんまの手ほどきをうけた彦の市師匠と、その娘お小夜を麻生の宿に訪ねた。だが、彦の市は殺され、お小夜は宿場の親分錣山の辰五郎のために、今は名も錦木と変え女郎に身を沈めていた。驚いた座頭市は、お小夜のいる丁字楼を訪ねた。しかしお小夜は辰五郎の息のかかった郡代役所の磯田幸右衛門のいうままにならず激しい折檻の末土蔵に閉じ込められていた。土蔵に忍びこんだ座頭市はお小夜から事件のあらましを聞いた。--彦の市は、あんまの最高位である検校位をもらうため、三百両の金を持って京都へ旅立った。が、途中何者かに殺され金をうばわれた。さらに辰五郎は親切ごかしに貸した百両をたてにとり、お小夜を丁字楼の女郎にしてしまったのだ--その夜座頭市は井戸尻軍十郎と名乗る辰五郎の用心棒に呼ばれて肩をもんだ。これ幸いと座頭市は軍十郎からねほりはほりと辰五郎のようすを聞きだしたが、話が彦の市殺しのことになると、軍十郎も口をつぐんでしまった。そんな座頭市の姿をかいま見るもう一人の用心棒門倉小平太の眼には殺気があった。そのころ郡代役所では、八州見廻りによる帳簿調べが始まっていた。門倉は悪事露見を恐れる磯田から百両を奪い取ると、これを知って追いすがる見廻り役を斬りすて単身座頭市と対決した。だが座頭市必殺の剣に門倉はくずれおちた。しかし宿場に帰った座頭市は見廻り役殺しの罪で捕方にかこまれた。辰五郎と磯田の謀略であった。父親を思う軍十郎の娘お鶴に仕込杖を奪われた座頭市は危機に陥った。が間一髪座頭市の義侠心にホレこんだ軍十郎がお鶴から仕込杖を取り座頭市に渡した。うなりをあげる座頭市必殺の二段斬りに、辰五郎も磯田も紅に染まった。

「座頭市二段斬り」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「座頭市二段斬り」のスペック

基本情報
ジャンル 時代劇 アクション
製作国 日本
製作年 1965
公開年月日 1965年4月3日
上映時間 83分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ

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