解説
「夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース」の舟橋和郎がシナリオを執筆し、「喜劇 “夫”売ります!!」の瀬川昌治がメガホンをとった旅行喜劇。撮影は「吹けば飛ぶよな男だが」の高羽哲夫が担当した。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「喜劇 大安旅行」のストーリー
今日は、大安吉日。大阪天王寺駅を発った列車は、南紀方面に旅行する新婚組で超満員だった。専務車掌の並木大作は、目のやり場に困りながら職務の検札に廻っていた。その大作にも、ひそかに想いを寄せる女性があった。その相手は、新宮駅前の寿司屋の娘雪子だった。大作は暇さえあれば、「丸新」に立寄り、寿司を食いながら雪子を口説くが、いつも雪子の母で、未亡人のうめに邪魔をされていた。「将を射んと欲すれば、まず馬を射よ」である。大作は気に入られようと、うめのご機嫌とりをかかさなかった。さて大作の家では、父親の甚吾が大作に観光船ガイドの靖子との結婚を勧め、大作は甚吾にうめとの再婚話をもち寄り、顔を合わせるごとに二人は、結婚の勧めっこをしていた。ところが、甚吾は年がいもなく、息子の恋する雪子に惚れていた。「丸新」へ愛の告白に出かけた甚吾ではあったが、話がどう行き違ったのか、うめとの結婚話が成立してしまった。やがて大安吉日、甚吾とうめは新婚旅行に発っていった。大作が雪子を別府に誘いだしたのはそんな折。ところが車中で甚吾夫婦とバッタリ出会いげんなりしてしまった。翌日、別府についた大作は、雪子を積極的にアタックした。それなのに、雪子の言葉は「私たちは兄妹よ。結婚なんておかしいわ」とつれなかった。あきらめきれない大作を待っていたのは、観光船ガイドから新婚列車の車内販売係にのり移った晴子だった。大作は晴子を横目で見ながら、今日もまた新婚組の検札に出掛けるのだった。
「喜劇 大安旅行」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「喜劇 大安旅行」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | コメディ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1968 |
公開年月日 | 1968年12月28日 |
上映時間 | 94分 |
製作会社 | 松竹 |
配給 | 松竹 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1969年1月上旬新年特別号 | 新作グラビア 喜劇 大安旅行 |