解説
ジュール・ヴェルヌの小説の映画化。製作・監督アーウィン・アレン、脚色アーウィン・アレンとチャールズ・ベネット、撮影ウィントン・ホック、音楽ポール・ソーテルはいずれも「地球の危機」のスタッフ。出演は「サヨナラ」のレッド・バトンズ、「哀愁物語」のサー・セドリック・ハードウィック、「アラスカ魂(1960)」のフェビアンのほかバーバラ・イーデン、ピーター・ローレなど。
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「気球船探検」のストーリー
1863年。スコットランドの有名な科学者であり発明家であるサミュエル・ファガソン教授(サー・セドリック・ハードウィック)が助手のジャック・ベルレーヌ(フェビアン)と協力してつくり出した巨大な風船は、砂袋やガスの調整をしないで自由に上昇降下できる、驚異的大発明である。風船旅行が行われる前日、ファガソン教授にイギリス首相から電話がかかってくる。国際奴隷商団がアフリカ西から大規模な奴隷狩りを始めたからそれを阻止するため、ボルタ河まで4000マイルの地域をイギリス領にしたいと言うのだった。当時イギリスでは黒人奴隷を禁止していた。ファガソン教授、助手のジャック、米人記者ドナルド(レッド・バトンズ)を乗せた風船は、まずアフリカ東海岸近くのザンジバル島へ着く。そこでドナルドは奴隷商人の手からマイカという黒人美女を救う。が、マイカを取り戻そうとする原住民に追われ、一行は風船に乗り脱出する。マイカもこっそり風船に乗る。一行を乗せた風船はハザク村に不時着し、原住民たちに月世界の人間と思われる。そこへ奴隷商人が女奴隷スーザン(バーバラ・イーデン)を引っぱってくる。彼女はアメリカのミッションスクールの教師だった。ドナルドは早速スーザンを救い出し風船で脱出する。その後、サハラ砂漠上空で砂嵐に遭い、オアシスに不時着する。間もなくファガソン、スーザン、マイカがタウレグ族に捕われ連れて行かれる。が、空から降りてきた風船に全員救われる。そのドサクサ中に風船が、原住民のダンビラで大孔を開けられる。風船はボルタ河さして進むうち遂にボルタ河上に下降する。ドナルドは早速岸にイギリス国旗を立てる。そこへタウログ族の隊長がドナルドへ銃口を向けたが、間髪いれず捕虜の奴隷商人アーメットが投げたナイフで倒れる。
「気球船探検」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「気球船探検」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1962 |
公開年月日 | 1962年12月2日 |
製作会社 | アーウィン・アレン・プロ映画 |
配給 | 20世紀フォックス |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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