解説
「かれらに音楽を」と同じくゴールドウィンがロバート・リスキンの協力を得て製作した1939年映画。チャールズ・クリフォードの原作を「西部の男」のジョー・スワーリングとロバート・プレスネルが協同脚色し、「Gメン対間諜」のヘンリー・ハサウェイが監督した。撮影は「サハラ戦車隊」のルドルフ・マテ、音楽は「イヴの総て」のアルフレッド・ニューマンである。主演は「西部の男」のゲイリー・クーパーで、「気まぐれ天使」のデイヴィッド・ニーヴン、「かれらに音楽を」のアンドリア・リーズ、49年度アカデミー主演男優賞のブロデリック・クロフォード、駒井哲、レジナルド・オーウェンらが共演する。
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「暁の討伐隊」のストーリー
今世紀初頭、比島、ミナダナオのマイサンに駐屯していた米国守備軍が、少数の指揮にあたる将校と交代に引き揚げていった。住民はアリパン(駒井哲)の率いる山地の凶悪なモロ族に常に恐怖を抱いていた。かれらは米人の指揮官を暗殺したが、後任マニング大尉は、比島人守備隊の訓練不足を理由に反撃を避けたので、軍医キャナヴァン(ゲイリー・クーパー)、中尉のマックール(デイヴィッド・ニーヴン)とラースン(ブロデリック・クロフォード)らは不満だった。ある日マニングの妻と、ハートリイ大尉(レジナルド・オーウェン)の娘リンダ(アンドリア・リーズ)が訪れたが、パーティーの開かれた夜、マニングがまたも暗殺され、彼の妻は悲しく島を去ったが、リンダはキャナヴァンの為に留った。キャナヴァンは基地により、比島人のモロ族に対する恐怖を除いたが、アリパンはマイサンに流れる川の上流にダムを築いて堰き止めた。住民は渇水に苦しみ、コレラが発生し、キャナヴァンはリンダの協力を得て防疫に奮闘したが、マックールも倒れ、ラースンはダムの爆破に赴くが殺された。ハートリイは自ら大部分の兵を連れ、モロ族の親米派と称するダツウを案内に出発した。キャナヴァンはダツウがラースンを殺したことを知り、単身後を追い、本隊の危機を救いダムを爆破したが、一方アリパン1隊は手隙きのマイサンを攻撃した。これを知ったキャンヴァンと本隊は急ぎ救援に駆けつけ、アリパン1隊を全滅させた。任務を終えたキャナヴァンは、リンダとともに島を去っていくのだった。
「暁の討伐隊」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「暁の討伐隊」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1939 |
公開年月日 | 1951年11月6日 |
上映時間 | 96分 |
製作会社 | S・ゴールドウィン映画 |
配給 | 大映 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダ-ド |
音量 | モノラル |