解説
「パッチン!」というまばたき以外に外界とのコミュニケーションの手だてを失っている寝たきりのおばあちゃんと、ひとり娘や周囲の人々との交流を描くアニメーション。実話をもとにした関丕の『光のなかの生と死』(朝日新聞社・刊)が原作。監督は辻伸一、作画監督は岡田敏靖、脚本はむかひらすすむが担当。
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「パッチンして!おばあちゃん」のストーリー
金沢の教育センターに勤務する北島ひろは、脳血栓で自宅療養中の母、ヤスエと2人暮らしだったが、ある日ヤスエが発作で倒れ入院する。不眠不休の看護を続けたひろ自身も疲労で倒れてしまった。だが病院の事務員でひろの教え子の山下利絵の呼びかけで、ひろたちの友達や知り合いが交替でヤスエの付き添いにつくようになる。ヤスエは視覚と聴覚を除いて全身が麻痺していたが、まばたきで送る「イエス」「ノー」の2つの信号によるコミュニケーションを通してみんなと「会話」を交わすようになり、ふれあいの輪が広がっていった。クリスマスの夜、キャンドルを持った人々が集まる病室で、ヤスエは持てる力をふりしぼって力強い声を発してみんなを驚かす。それは「ありがとう」の「あ」という言葉だった。
「パッチンして!おばあちゃん」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「パッチンして!おばあちゃん」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1992 |
公開年月日 | 1992年10月3日 |
上映時間 | 90分 |
製作会社 | 朝日新聞社=朝日新聞厚生文化事業団=シネマ・ワーク(製作…グループ・タック) |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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