解説
エイズ感染者の女性が、恋人やジャーナリストに励まされながら懸命に生きていく姿を描く人間ドラマ。監督は「おろしや国酔夢譚」の佐藤純彌、家田荘子の大宅賞受賞の同名ノンフィクション(文藝春秋・刊)を原作に、「仁義 JINGI」の田部俊行、麻生かさね、高橋洋が脚色、撮影は「本気!(1991)」の池田健策が担当。
ユーザーレビュー
「私を抱いてそしてキスして」のストーリー
旅行代理店に勤めるOL・合田圭子は、ある日突然自分がエイズ感染者である事実を知る。学生時代の恋人が、海外での大事故による輸血が原因で感染していたのだ。そんな彼女の前に、津島美幸というジャーナリストが現れた。美幸は感染者が受けている差別や偏見の実態を取材し、マスコミを通じてエイズに対する真の理解を得ようとしていた。圭子には感染事実を知り、気落ちしている時に出会った高野晶という恋人がいたが、彼女は晶に自分が感染者であることを告白できずにいた。自殺未遂の果てに圭子は遂に打ち明けるが、晶はその事実を受け止めることが出来ず、彼女の許を去っていく。会社も辞め、深く傷ついていた圭子のもとを美幸は何度も訪ねていく。最初は拒否する圭子だったが、美幸の真摯な態度に徐々に心を開いていった。だが美幸自身の中にも感染者に対する偏見があることに気づく。そんなある日、圭子は自分が妊娠していることを知る。子供もまた感染しているのではないかと不安にかられる彼女の前に、晶が戻ってきた。そして2人で子供を育てよう、抱いて、キスしてあげようと誓い合う。子供は無事生まれ、感染もしていなかった。圭子はそれから数カ月後に逝ってしまった。だがそれは精一杯充実した人生だったと美幸は考えるのだった。
「私を抱いてそしてキスして」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「私を抱いてそしてキスして」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1992 |
公開年月日 | 1992年11月14日 |
上映時間 | 108分 |
製作会社 | 東映東京撮影所(製作協力…セントラル・アーツ) |
配給 | 東映 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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